悩み

上司って大変やなあ、、と

今日、電気機器メーカーで働く母がしてくれた話がすごく興味深かった。


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母はもう50を超えていて、部下もたくさん抱えながら働いています。
そんな母は今部下に関することで悩みを抱えているみたいでした。

母は今、部下を1人昇進させるために手を焼いているのだそうです。

部下を昇進させたいが、部下はあまりにも仕事ができないやつで昇進審査に必要な推薦文を書こうと思っても書けない。それでもなんとか昇進させようと部下自身にキャリアの棚卸やら将来の展望やらを考えるよう促しても考えてこない。推薦に必要なレポートなど(開発職なので)の提出を求めても期限を守れない。そこでレポート提出までのスケジュールを出してもらったところ、まったく現実的なスケジューリングがされていない。
でもその部下は本当にいい奴で頑張っているそうなのです。ただ、とにかく要領が悪いのだそうです。

母は頑張ってる奴には報われて欲しいし、もしそいつが昇進審査に落ちてしまっても昇進審査に向けて一旦キャリアについて振り返ることや将来の展望を考えること、そいつが少しでも仕事できるようにするために努力することはその部下のためになることだと思うから、頑張ると言っていました。

私はここまで聞いていて以下の疑問を持ちました。

①そんな奴を昇進させる意味があるのか?
そいつを昇進させるのに割く労力があるのならば別の仕事をした方が生産性があるのではないかと思いました。日本の一人当たりの生産性が低いことは知られています。しかし私の周りの社会人は両親も含め物凄く一生懸命働いている印象があります。なぜこんなに働いてるのに生産性が低いのか?それは上記のような無駄なことをしているからでは?と考えました。
昇進は部下が自ら勝ち取るものなのに、なぜ部下を昇進させることが母の仕事になってるの?

②そもそも部下は昇進したいと思っているのか?
昇進する気があるならもっと自分でやれること、やらなきゃいけないことを考えて行動に移すのではないか?と考えました。聞いたところによるとその部下は30代で社会人歴も短くはないようです。そんな大人がそこまで仕事もできずに自分のことも考えてないなら昇進する気はないんじゃないかなと。

③そんなに何にもできないならそいつはその仕事が向いていないのではないか?
そんなに何にもできないなら部署を変えてみたほうがいいのでは?と思いました。


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上記に対する母の見解は以下の通りです。

①そんな奴を昇進させる意味があるのか?
母「確かに、、、。
でももしこのタイミングで昇進できなかったとしても、昇進のために色々行動して自分のや将来について考えることはきっとその部下のためになることだから、私も頑張りたい。」

つまり、会社にとってはその部下が昇進することは正直なんのメリットもないのです。でも母は可愛い部下のためになるかもしれないことだから頑張りたいのだそうです。

②そもそも部下は昇進したいと思っているのか?
母「思っているから彼は頑張ってるよ。ただ要領が物凄く悪い、、。」

部下は母によると物凄くいい奴で頑張り屋さんなんだそうです。今までの話を聞くと「本当か?」と思ってしまいますが、そうらしい。

③そんなに何にもできないならそいつはその仕事が向いていないのではないか?
母「部下はこの仕事でこの部署で仕事をしていきたいと言ってんのよ。」

部下はどうやらやりたい仕事ができている模様。やりたいなら将来のこととかも考えれてるのではと思ってしまう


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一連の話を聞いて再度疑問に思ったのは

じゃあなんで部下はそんな仕事できないしなんも考えてないの?

ということです。

自分のしたい仕事ができていて、自分のことを考えてくれる上司(母の話しか聞いていないので実際どうなのかは不明ですが、、)がいて、頑張っているのになんでそんなに結果が残せない?

考えてみた結果、部下はなんで自分ができないのかも分からないのかなと思いました。

なんで仕事で結果が出せないのか分からない
キャリアの棚卸しの仕方がわからない
なんでこういう無茶な計画立てちゃうのかわからない
なんでレポートをかけないのか分からない

できないことが分かっていないのであれば終わってますけど、仮にできないこと自体は分かっているとして、なんでできないのかが分からない。からどうやって改善していけばいいのかも分からない。のかな??

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上記のような経験は私にもありました。上記状態がずっと続くと途中から何でできないのか→こうすればいいのでは?という思考回路ではなく、何でできないのか→できない自分が嫌だ、という思考回路に変わります。結局問題は解決されないので延々と自己肯定感がさがっていくことになります。これはめちゃくちゃしんどい。

人をマネジメントする立場になったらこの「なぜできないのか?→こうすればいいんじゃない?」を一緒に考えてあげられるマンになりたい。

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もう一つ、頑張り方を間違えないようにしたいということです。

頑張ることは大前提として、その頑張りは成果に結びついているか?これを常に意識しないといけないなと改めて感じました。頑張るだけである程度の人は母のように応援し、自分のために力になってくれます。しかし頑張り方をまちがえ、何にも身にならないようなことになるとその人がくれた気持ちやら時間やらが無駄になります。こんなに失礼なことはないと思います。世の中案外いい人はたくさんいて、自分が頑張っている姿を見ていてくれるし応援してくれる、私はそんな恵まれた環境にいるからこそ余計に頑張りと成果の繋がりを意識して物事に取り組まなきゃなーって思いました。

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それでもどうしても無理なとき、自分で正常な判断ができなくなってしまっているとき、絶対あると思います。

部下は正直今が全力120%でやっててこの結果なら早く別の部署or会社に移ったほうがいい。けど頑固さとかプライドとかが邪魔して身動き取れなくなることがあります。そんな時に絶大な力を発揮させることができるのが上司の鶴の一声な気がします。

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本当に内発的動機づけとか、適材適所とか、人事評価制度とか難しいなっておもいます、、、

マネジメントをうまくやるのってほんっとうに何よりも難しいのでは?


色んな人間がいるし、人の心は変えられないし、分からない

けどだからといって諦めないでどうするか考えてアプローチし続ける側の人間でありたいです

母とその部下、頑張れ

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