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スプラを上手くなりたくて


はじめに

こんにちは!
ガチマやりすぎて左手にプロコンのマメができてしまった女(ゆーひ)です!

前回公開した以下の記事について、ありがたいことにいろいろな方からコメントをいただきました(記事を書くモチベになります感謝です😭)。

その中でガチマに取り組んでいく中でどういうやり方で試行錯誤をしていたかという話になりました。

確かに前回の記事では当時のわたしができていたことできていなかったことを考えていますが、じゃあそこに至るまでにどういったプロセスを経ていたかについては深く話してはいませんでした。

そこでこの記事ではスプラ購入後わたしがどういったことを試してきたかについて書いていこうと思います。

言い換えるとこの記事では「わかばシューターでパワーを上げるには〇〇をしましょう!」というようなスプラにおける具体的な動きや考え方の記事ではありません。

あくまでその前段階として、そうした動きや考えを習得するためにやっていたことの方法論を考えてみる記事なのでその点ご注意ください!

(毎度のことですが)とっても長い記事になってしまったので、冒頭の目次を参照しつつ気になるものがあれば見ていただけると!


その0, 上手い人とのリグマで"上の世界"を体感する

【!!!!注意!!!!】
この章は「その0」とあるように前置きであり自分語りです。
そのため興味ない方は「その1」へスキップ推奨です。

わたしがスプラトゥーンを始めたのは2021年10月でした。

わたしはそれまでシューティングゲームはおろかゲーム自体もほとんどやったことないような女で、Switchは当時の彼(今の旦那)とマリオをするために買ってあとはリングフィットをやっていたくらいですw
そんな中twitterのFFがスプラをやっていたので何の気はなしでダウンロードしたのが最初のきっかけでした。

何が言いたいかというと、当時のわたしはいわゆるライト層(ガチマに生活を支配されない層)で終わる可能性が高かったということです。

そんな中、そのFFに誘われて4人のリグマに参加しました。
当時のわたしはB帯、他の方達はウデマエXでした。

画面に表示される他の方達の"X"の文字が光り輝いて見えました。

試合中も動きの速さ、特に攻守の切り替えの早さに圧倒されました。
必死に防衛して「ハァハァ…よし…防衛終わった…これから攻めだ…」と思って前を見たらもうはるか前方に味方3人がいて。
ものすごい早さで上下するラインにわたしは試合中ずっと取り残されていました。

「こういう世界があるんだ」というのを体感した瞬間でした。
これまで自分と同じレベルの人と戦っているだけでは知り得ない世界でした。

同時に「いつかこういう人たちと一緒に肩を並べて戦えるようになりたい」という思いが芽生えた瞬間でした。
当時のわたしの実力からしたらとても声に出して宣言することはできませんでしたが、心の中で小さく芽生えた瞬間でした。

そこからスプラに対する姿勢が変わりました。

冒頭の宣言通りの自分語りであり、いきなり記事の本題からズレるような内容ですみませんw

ただ、こういう「上の世界に触れる」というのも、上手くなりたいと思うきっかけやそれを維持していく上で一つ重要な要素だなと思い書かせていただきました。

ここからはちゃんとやっていたことを書いていきます!


その1, 同じブキ使いの上位勢の配信や動画を見て立ち位置を学ぶ

まずはYouTubeで解説動画や視点配信を漁りまくりました。
そこで持ちブキの基本的な使い方や立ち回り方、ギアなどを学びました。

解説動画はその内容をそのまま受け取ればいいですが、それに加えて視点配信ではその人が試合の流れの中でステージごとにどういうポジションを取っているかを見て真似するようにしていました。

具体的には

  • 初動:どういうルートで行くか、どこを塗っているか、どこに視線を向けているか

  • 拮抗時:どのポジションに立って敵へ圧をかけているか

    • エリアの塗り合いポジションなども該当

  • 打開時:どのルートで行くか

  • 防衛時:どのポジションから防衛しているか

  • 抑え時:どこに立とうとしているか

    • 特にヤグラなどはカンモンごとに攻め側が取りたいポジションがあるのでそこを把握する

などなどです。

ここで大事なのはキャラコンや対面の仕方、試合中の細かい判断や情報処理はとても真似できないので、とりあえずどこに立っているかだけを覚えて真似した点です。

「どこに立つとカウントを進められるか(=敵にどこに立たれるとカウントを進められてしまうか)」を意識することは、試合の大まかな流れの中での勝ち方を把握することとも言えます。

カウントを進めるためにはルール問わず「オブジェクトよりも前にチームの前線が位置していて、敵の弾がオブジェクトに届かないようにすること」が大事ですが、立ち位置を学ぶ過程でそういった基本的な考えを意識するようになりました。

とにかくまずは立ち位置に迷わないようにするのが大事だと思います。
そうすることで後々振り返る時も「そもそもこのポジションで合ってるの?」という疑問はなくなるので、振り返りやすくなります。

もちろん、「このポジション取れば最強!」というものがあるわけではなく、敵味方の位置や編成、カウント状況などで変わりうるものですが、それはひとまず強そうなポジションに入る動きを覚えてからのバリエーションで考えれば十分です。
そのポジションに入る動きが通用しなくなったらまた考えましょう。その頃の自分はまたいろんな知識や経験を身につけていて今の自分にはできない深い考えができるはずです。
何はともあれ、そこのポジションが重要な理由をきちんと理解できていなくてもまずは真似するところが第一歩かなと。


その2, 自分の視点を見返す

実戦で経験を積むのは何よりも大事ですが、自分で反省して振り返ることもやっていました。
もともと配信を始めたのはそのためで、移動中などSwitchを触れない時に自分の配信を見返してどこがダメだったか考えるようにしてました。

後から自分で振り返ってわかるダメな点はあとはそれを試合中にやらないようにするだけです。
いつまで経っても学習せずに毎度毎度同じミスをするアホな自分にイライラしてばかりですが、そういう自分と向き合う時間でもあります。

負け試合は絶対に自分がどこかでやらかしています。絶対にです。
100%カンペキだった試合はないです。

「負けっぱなしじゃ癪だからせめてそこから何か一つでも学びを得れば、負けに対するストレスもケアできるんじゃないか」という精神で見返してました。
(まあ自分の視点にイラついたり挙句ヘラったりすることだらけなんですけどね…w)

わたしは「パワーの増減は何十試合の平均のパフォーマンスで決まる」と考えているので、パワーを上げるための一番の手っ取り早い方法はたまに出る上振れ値を上げることよりもくだらないミスで下振れてしまう頻度を下げていくことだと思っています。
試しに1時間分の自分の試合を見返してみると、いかに自分がしょうもないミスで勝てる試合を落としているかがわかると思います。
(そして「これまで自分がいかにそこを見て見ぬフリをしてきたか」もわかる…)


その3, マッチングした相手に同ブキ使いがいたら視点を見てみる

これはスプラ3になってからですが、Xマッチで同じブキの使い手がいたらその人の視点を見ることもやっていました。

特に負け試合で相手の同ブキ使いが自分よりもリザルトが良かったらなるべく見るようにしてました。
(ただ、たまに自己肯定感を上げたい時は自分の勝ち試合で苦しそうにしてた相手わかば視点を見たりもしてましたw)

Xマッチで自分とマッチングするということは当たり前ですが自分と実力が近いということです。つまりその人が持っている良さは上位勢の人たちがやっている超絶テクニックではなく自分でもできることのはずです。

実力を上げていく上で重要なこととして、「自分の身の丈にあった内容を次の目標とする」と言うのがあります。

今の自分の実力を見極めずにもっと上のレベルの人たちがやっているようなことをやっても、今の自分では習得するのに時間がかかったり、できたとしてもそれ以前にもっと致命的な欠点を改善できていないから結果に反映されない、といった悲しい事態になってしまいます。
(例えばイカランプの単なる人数状況をまだまだ見れていないのに、「イカランプのスペシャル状況を見れるようにしよう」と目標を立てることなどです)

この点で言うと、マッチングした人の視点を見ることは、上位勢の人たちの視点配信を見るよりもよっぽど自分にとっては身になるとも思います。

例えば上位勢の人たちの視点はそもそも情報収集の面でわたしたちとは比較にならないです。索敵する際も敵が来そうな方向に前もって視点を向けているから気付けるわけです。
そのため「上位勢の人の視点を見ていたら自分でも敵を見つけられるのに、いざ自分がやってみるとそもそもの視点操作が拙いせいで全然敵を見つけられない…」なんてことになりがちです。

マッチングした人と自分の間にある小さな差は今の自分にもできる現実的な内容で、かつ習得しないと同じレベル帯の人と差をつけられてしまう(=そのレベル帯では致命的な)欠点です。

「自分にできないことが山ほどあるのはわかっているけど、具体的な次の目標の立て方に困っている」という方にはおすすめかもしれません!


また、「これは自分の身の丈にあった練習か?」というのはこの動画を見てみるのもおすすめです!

自分がやろうとしていたことが自分よりも上のレベル帯に含まれていることもよくあると思います。わたしもたくさんありました。

熱心な方であれば動画や配信、SNSなどでいろんな情報を手に入れられるようになりましたが、そういう方ほどきちんと自分が次にやるべきことの取捨選択は大事だと最近よく思います。

ここで休憩がてら宣伝なのですが、そんなわかば使いの方にぴったりの鯖がありますね??
そうです。「わかばを見る会」(通称「見る鯖」)です。

もともと、(上位勢の人だけでなく)いろんなパワー帯のわかば視点を見たい!!と言う思いから始まった見る鯖は、こういう理由があるからです。

だからみなさんぜひ!!たくさんメモリを気軽に投稿してほしいです!
お互い学びとして高め合っていきましょう!


その4, 上手い人に視点を見てコメントしてもらう

わたしは身近なパワーの高い方にお願いして視点を見てもらってコメントをいただいてました。
(ここに関してはもう100%その方の善意に甘える形です。ほんとにありがとうございます…)

その際、1試合単位でお願いするのではなく、数試合単位で見てもらいました。
配信だと1スケジュール分まとめてお渡しすることもできるのでメモリー共有よりもその辺りの面で優れていました。

「その2」でも述べたようにXマッチは何十試合とやって勝率を上げて安定させることでパワーが上がっていくため、1試合単位のコーチングは限界があります。
しかも1試合だけお願いする時は見てもらう試合の厳選とかしちゃいますしね…
パワーが上がらない原因はそれ以外のくだらないミスで負けてる試合にあったりもするので、できたら連続した何試合かを見てもらってコメントしてもらうのが良いかなと思います。

また上手い方に見てもらうと、自分だと見落としていた基礎的かつ重大な部分を指摘してもらえる、と言うメリットもあります。

YouTubeには数多の立ち回り解説動画がありますが、できている前提として動画内で言及されていないけどとてつもなく大事なスキルや動きがあったりします。
見る側は動画内で言及されている知識を知ることは出来ますが、そもそもの前提とされている部分ができていなかったら残念ながらそれは自分の身の丈にあっていない内容です。

例えば「立ち回り解説!」みたいな動画はいくらでもありますが、そもそもイカランプを見て人数状況を把握できていなかったら立ち回りを考えることすらできないです。
「いやいや!わたしは見えてるよ!!」と思うかもしれませんが、上手い人に視点を見てもらうと「いや、このタイミングですぐに前に行けてないということはイカランプを見る頻度が少ないですね」と言われることもザラにあります。

わたしの例で行くと、わたしがまだB帯そこらにいるとき、当時はヒッセンを使っていましたが、一緒に遊んだフレンドに「ゆーひさん、ナワバリバトルだと思っていいので塗りましょう」と言われました。
「塗り」と言う概念の重要さを全く理解していなかった当時の自分にとってはとてつもない学びでした。

その後も塗り意識超絶高めの塗り枠を自負して実際当時XP24くらいまでは行ってましたが、それでも自分よりパワー高い人に見てもらうと、「ここを塗り返さないのはありえない(意訳)」とコメントされることだらけでした。

自分ではできていると思っていることでもできていなかったりしていて、それなのに「別のスキルを身につけたい!」と取り組むのはある意味で「自分の身の丈にあってない」ものに取り組んでいる可能性があります。


その5, 勝ち負けとは別に何かしら一つ「今日はこれを意識しよう」を決めて言葉にしておく

わたしはよく自分の視点配信のコメ欄で「本日の目標: XXXXX」って書いてます。

本日の目標を固定にするわたし
(達成できずに2時間終わることも多々あり)

これは「今の自分の課題を一つだけ意識して、勝ち負けとは別に(もちろん勝ちは狙うけど)、そこができるようになればヨシとしよう!」というメンタルケアのためです。

その2の「自分の視点を見返す」でも書きましたが負けっぱなしでパワー吸い取られるだけじゃ癪じゃないですか。
だからその試合を後から見返して学びにしたり、あるいはパワー吸い取られるのとは別に何かしら習得できれば、負けに対するストレスも減るんじゃないかと!!

…って書きましたが、こんな高尚な考え、毎回できればいいんですけどね…
わたしは未熟者なので負け試合から何も得られず全部終わった後に我に帰ってそんな自分に嫌気さしてヘラることも多々ありますw

立てていた目標の例はこんな感じです

  • 敵に詰めに行く時はまずボムから入る

  • 対面が長引きそうだったらイカ移動を挟む

  • 味方と一緒に敵へ詰める時は味方と射線が被らないように移動して角度をつけて撃つ

  • 目に入った味方はオブジェクト管理を捨てても全力でカバーしにいく

  • エリア周りの塗り固めを終えるまで高台へボムを投げない

  • 見えてない敵のなんとなくの位置を敵のサブやSPから予想する

  • これはきついな〜という試合では抜け打開を試してみる

  • 初動で人数有利がついたらバリアをその後の抑えに温存してみる

  • 手前処理など味方が対面してる時に一度「カバーに行く」と決めたら必ず最後まで見る

  • バリアを吐きたいポジションに向かうときはボムを投げて爆発と同時に前に出てバリアを吐く

  • 人数不利になってしまった時に安易にリスジャンせずにバリアを使ってキルをとって状況の打開を図る

ゴールの動きがイメージできるような具体的なものであると、できたかできなかったかが判断しやすいので良いかな〜と思って目標を立てています。


その6, 自分の立ち回りを振り返って言語化する

これはその1〜5を踏まえての内容なのですが、それらをなんとなく見て終わるのではなく、文字の形でアウトプットして整理するようにしてました。

解説動画の内容だったり、自分の視点をコメントしてもらった時に、自分の言葉でまとめ直して整理していました。以下はその一部です。

これらは後ほど他の人に見せることがあったのでそれなりに見た目に気をつけていますが、ここまでする必要はないと思いますw

ただ、自分の言葉に落とし込むことは自分の考えを整理して俯瞰する意味でも結構効果があったな〜と思います。

このメモの全文は以下のリンクから見れます↓


その7, ガチマに潜りまくる

結局はこれです。

特にパワーが低いうちはルールやステージを問わずとにかく潜りまくるのが大正義です。
だって自分よりも遥かにプレイ時間のある人たちと戦っていかないと行けないわけですから。

オープンで強い人と一緒にやるのもいつもより強い相手と戦うことになるので勉強になる面もありますが、わたし個人としてはXPをあげたいのであれば効果はかなり薄いと考えています。

なぜなら上手い人は味方が活躍できるような盤面の整備やカバーをしてくれたり、あるいは味方が溶けて最後の1人になっても生存して維持してくれたり、あるいは打開で最初のキルをとってくれたり、試合を勝ちへ持っていくために重要な仕事を全てをやってくれているからです。

Xマッチではそれを自分でやらないとパワーは上がりません。

「パワー高い人と一緒にオープン行ってそれなりに貢献できて戦えるんだけどXマッチだと全然ダメなんだよな〜」

当たり前です。

パワーの高いオープンで貢献できることと自分のXPを上げることは別物です。

また、自分のXPがかかった試合はオープンなどのリラックスした状態からは程遠いです。

自分の最高値更新がかかった試合やいきなり0-2になってこれを負けたらめちゃくちゃXPを引かれてしまう試合、こういうプレッシャーがかかった状況でどれくらいいつもの自分に近いパフォーマンスを出せるかがXマッチでは重要になるわけです。

何度も最高値更新付近に手をかけて、プレッシャーに慣れて、最後にほんの少しの運があって最高値を更新できるわけです。

スプラトゥーンを上手くなるためにはオープンでもいいかもしれませんが、XPを上げたいのであればXマッチに潜る一択です。

「あの人はオープンとかで楽しくやってて自分はXマッチを必死にやってるのに全然XP勝てない…」

って思ってしまうこともたくさんあると思います。
わたしも何度も思ってきたし、「なんのためにこんなことやってるんだろう」って思うことも何度もありました。

あくまで自分比で考えましょう。
オープンやってる時間よりも、半泣きになりながらXマッチをやってる時間の方が、自分がXPを上げる上では絶対正しいです。

(念のためですが、オープンをやることを批判したり下に見ているわけでは全くありません)


おわりに

思いつく限り勢いで書いていきましたが、とりあえずはこんなところです。

なんとこの時点で7300文字もあります…ナンテコッタ

冒頭にも述べましたが、この記事で書いていたのはあくまで「こういうやり方をしていた」という話で、これを読んだだけで何かパワーが上がったりするわけではありません。

あくまでこれらのやり方の上に自分が動いて考えて実践して初めてパワーが上がっていきます。

今回の記事は「わたしはこういうことをしていました」という情報共有で、それが全部正しいとも、全部やる必要があるとも言うつもりは全くありません。
何か少しでも参考になりそうなものがあれば幸いです!!

最後までお読みくださりありがとうございます!!

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