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隊員インタビュー!【土田 紗希さん】〜トウガラシの自然農法栽培とホットソース販売〜

皆さん、こんにちは!

今回は、隊員インタビュー!ということで、湯沢町起業型地域おこし協力隊の土田紗希さんに、お話を伺ってきました!

先日行われた中間報告会では、隊員5名が1年間の活動をプレゼンテーション形式で発表しました。
当日の中間報告会レポートはこちらの記事をお読みください!!

こちらのインタビュー記事では、隊員1名ずつ、計5名のインタビュー記事を順々に投稿していきます。

このような方にぜひ読んでいただけたら嬉しいです!
・湯沢町在住の方
・地域おこし協力隊に興味をお持ちの方
・移住を検討している方
・湯沢町の魅力を知りたい方

では、まず隊員の紹介から!

氏名:土田 紗希(つちだ さき)
着任日:2023年4月
出身:大阪府
好きなこと・もの:トウガラシ、激辛料理を食べること、スノーボード、温泉、音楽、字を書くこと、落書き旅、お酒、登山、観察すること、彫金、サーフィン

■経歴について教えてください。

大学進学で上京しました。大学時代に、蒙古タンメン中本の北極ラーメンに出会い、辛いものが大好きになり4年間通い続けていました。辛いもの好きだったのは小さい頃からですね。親が好きで、小さい頃からよく食卓に出ていました。大学卒業後は、そのまま東京で、メーカーの営業職に就きます。その頃は、ホワイト企業かどうかなど、働きやすさを重視して仕事を選んでいました。定時に帰れる仕事だったため、興味のあったジュエリー制作を終業後の時間を使って学んでいたこともあります。興味の幅が広いタイプです。それからコロナ禍になって働き方が変化してから、仕事を続けることが難しいと感じるようになりました。
その頃、友人と一緒に、長野に遊びに行った時があったのですが、そこで自給自足の生活をしている方に出会います。田植えの手伝いをすることになり、やってみたら性に合うことがわかりました。同じ単純作業だけど、あんまり飽きないし、楽しいなと思って、その時に自分の中で「農業」というワードが出てきたかなと思います。ちょうど、東京からちょっと気持ちが離れているタイミングでした。毎日満員電車に乗って通勤することや、やりたいことかどうかを考えずに、働きやすさを重視した働き方は、健全ではないんじゃないかと感じるようになりました。
同時期に、気分転換で、友人が滞在していた湯沢町にスノーボードをしに訪れることが何度もありました。好きなスノーボードができることや、人との繋がりが増えたこと、自然などの魅力を感じていたことから、3年前から湯沢町に関わり始め、米農家さんで手伝いをするようになりました。
農業に興味を持って、自分で作るなら何かと考えた時、大好きで1日3食食べている「トウガラシ」が思い浮かびました。そして、トウガラシ農家になることを決意し、移住して新規就農を目指そうと思いました。

私のアナザースカイ 湯沢町!

■地域おこし協力隊に応募したきっかけは?

湯沢町の知り合いからの紹介で、きら星の伊藤綾さんとご縁があり、隊員に応募して移住しました。自分のやりたいことをしたいと思っていて、農家さんで働くことも考えていましたが、制度があるなら使い、自分でやってみたい!と思うようになりました。また、受け入れ先が応援してくれるという心強さも感じ、その環境で取り組んでいけることが背中を押しました。
体調不良になった時期から、人生について考えるようになり、1度きりの人生を大切にしようと思うようになりました。
もし、応募しようか迷っている方がいたら、まずは来てほしいと思います。「やってみたら、なんとかなる」!

■どんな活動をしていますか?

活動は、湯沢町に沢山ある耕作放棄地を活用したトウガラシ栽培と、収穫したトウガラシを使った商品の製造販売をしています。
まずは、ホットソース作りに取り組んでいて、複数の試作品を作り、美味しい商品に仕上げられるよう試行錯誤しています。湯沢町の白瀧酒造さんにいらっしゃる発酵マイスターの方から、お酢も作れると教えていただき、酒粕を柿酢につけて作った粕酢を使ったホットソースも作りました。
試食の量り売り販売会を長岡市のたつまき堂さんにて開催させていただきました。

トウガラシ栽培で用いている自然農法は、自然順応、自然尊重を基本理念としている農法です。慣行農法との違いとして、無農薬、無肥料(コンパニオンプランツで代用)、草マルチ、自家採種の4つが挙げられます。この自然農法の研修を2週間ほど、イギリスのイエイベツリー農園にて行ってきました。

トウガラシはその辛味を基調とした旨みや香ばしい香りなど、複雑な味や香りを感じられるのが魅力です。皆様の食生活、暮らしを豊かにしていけるような商品を作っていけるよう頑張ります!

■今後の展望は?

収穫量を増やしていき、商品のラインナップも増やしていきます!

自然農法の収穫量は、1株に対して、慣行農法の3分の1くらいしかありません。肥料を入れるなどすれば、作物の背は高くなるし、緑の色も濃くなるし、たくさん収穫できます。稼ごうと思ったら、自然農法ではないですね。
ですが、自然農法は、3年以降は、段々収穫量が増えていきます。それは、3年位で土に残っている農薬や肥料が抜けていくからです。草が生えると、養分が抜けていくんです。そこから、自然農法の本気の力が見えてきます。今は1年目で収穫量が少ないので、株数を多くしていっぱい植えないといけません。

商品のラインナップについてですが、様々な品種を使ったホットソースや、それよりももっと辛いバージョンのハバネロなどを使ったホットソース、1滴で凄く辛くなるようなものも作りたいです。また、トウガラシの出汁やスイートチリソース、クマ撃退用のトウガラシスプレーなど、商品を増やしていきたいです。トウガラシと何か別なものをコラボレーションさせた面白い商品も作っていきたいです。
ホットソースについては、厳選した素材だけで作ったシンプルなものを目指したいと考えています。トウガラシの種類も変えると思うので、毎年同じ味にはならないと思います。毎年違うワインのような感じの、2024年版、2025年版みたいな商品を作りたいです。

これだけ辛いものを食べている自分が、これはうまい!って思うものを作れたら、みんなも好きになってくれるかもしれない。辛いものが好きな人にしっかり届くような商品を作り、長く愛される湯沢の特産品にしていきたいです。

土田隊員とホットソース

■湯沢町のいいところは?

スノボ好きなので、色んなスキー場でスノーボードができることです!こんなに近くにスキー場が沢山あるところは他にないと思います。沢山あるので、飽きないです。ウィンタースポーツ好きにおすすめです。

■現在困っていることや、皆さんへのお願いはありますか?

5月〜6月頃の定植を、手伝ってくれる方を探しています!昨年は、500株植えたんですが、今年は、株数をもう少し増やしたいと思っています。定植の時期の短期間ではありますが、手伝ってくださる方がいたら嬉しいです。

090-2195-0361
den.wo_c@icloud.com
「土田 紗希(つちだ さき)」までお気軽にご連絡ください!
よろしくお願いいたします。


「湯沢町地域おこし協力隊」を検討されている方は複数制度がございますので、まずはお気軽にご相談ください!

以下のような制度があります。
・2泊3日〜2週間 おためし地域おこし協力隊(体験費・滞在費無料)
・2週間〜3ヶ月 地域おこし協力隊インターン(日額最大7,000円報酬あり)

ご相談の予約は、新潟県 転職・移住サポート ロカキャリ(https://locacary.com/yuzawa/)のWebサイトから可能です。
※移住・仕事等と同じ相談窓口から受け付けています。

以上、今回は、隊員土田紗希さんのインタビューをお届けしました!!
(聞き手・書き手・写真:朝平美南子

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