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摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖へ

今月初めに訪れた摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖への
湖水めぐりについて書こうと思う。
8月末から9月初めにかけて3泊4日で
大阪~女満別間を飛行して、
北海道・道東を巡る旅をした中の一日。

もう9月に入ったというのに汗ばむぐらいに
暑い日だった。
前日は知床に滞在していたので、知床から
夫の車の運転で摩周湖に向かった。
湖を見下ろす展望台が近づくにつれて
霧が出てきて雲行きがあやしくなってきた。

展望台に着くと、真っ白な霧に覆われて
湖がまったく見えなかった。
残念さがにじみ出ているような写真。

摩周湖はロシアのバイカル湖に続き、世界で
2番目に透明度が高いそうだけれど、
摩周ブルーは幻となった。
遠いけれど、また機会があればと思う。
でも霧のおかげでだいぶ涼しくなり、
霧に包まれるのも好きなので、白い幻想的な
自然を楽しんだ。

しばらく滞在した後、阿寒湖を目指した。

実は阿寒湖は当初は旅の予定に入っていなかった。
私は阿寒湖にも是非行きたいと言ったけれど、
夫にはスケジュール的に時間がないから
無理と言われていた。
でも、旅の直前に夫の気が変わって
なんとか行けそうだし、自分も行きたいと
言い出して、予定に加わることになった。
このように、だめとあきらめていても、結局
私の願いが自然に叶うということがたまにある。
自分の希望は表明して、成り行きを
自然に任せるのが良い時もある。

先ずは、阿寒湖畔エコミュージアムセンターに
着いて車を止めた。
そこからボッケ遊歩道を歩いていった。
これは湖に続く道で、ボッケというのは
100℃ほどの熱せられた泥が地下から
火山ガスとともにボコボコと音を立て
絶えず噴出している場所である。
さすがに、この付近では暑さが増した。

阿寒湖に到着。

湖面の石の上に鳥が止まっていた。
きれいな景色だけでなく、何か動物を見ると
心が一段と嬉しくなる。

このような遊歩道を歩いてさらに進んだ。

空は曇りがちで、きれいな色彩の青空では
なかったけれど、入り江に近づくと
水の透明度が高いことがわかった。

湖の反対側は鬱蒼と茂る森になっていて、まさに
北海道の自然という感じで、本州とは違う
雰囲気だった。鹿などの大きな動物は生息している
みたいだけどここでは出会わず、鳥が何羽かいる
場所があり、さえずりが聞こえ、木々の間を飛んで
いるのが見えた。この写真には写ってないけれど。

阿寒湖は雰囲気が神がかっていて、何か特別な
気配がした。湖面の水の流れもゆったりで、
穏やかな波を眺めて風の音や鳥の声を
聞いているだけで、全身やオーラが洗われて
いくような感じがして、とても心地よく
離れがたかった。オーラが見えるとかいう
体質ではないけれど、そんな感じがしたので。
この湖には行くべきだったように思う。


次は屈斜路湖へ向かった。
その道中、牡鹿を発見して、またしばらく
走っていると、母子の鹿も現れた。
姿を見せてくれると嬉しいけれど、車で
轢かないように気を付けないといけない。
先ずは屈斜路湖畔の和琴半島に到着した。
時間があればこの半島を一周したかったけれど、
少しでも湖畔を歩くことができてよかった。
もう夕方近くになっていた。
ススキが咲いて、秋の装い。

キャンプ場もあり、離れたところに人もいた。
こちらでは、リスと蛇を見かけた。

そして、屈斜路湖が見下ろせる美幌峠へ向かった。
ここでも霧が心配だったけど、なんとか見ることが
できてよかった。

写真には収めきれない壮大な景色が
広がっていて、晴れていたらもっと
素晴らしかったと思う。摩周湖の時ほど濃くは
ないけれど霧も出ていて幻想的だった。
薄っすらと遠くが見渡せるような景色も好き。

こんな可愛い植物も目に留まった。

美幌峠から網走の宿泊先へと向かう途中で
雨が降ってきた。車の中だからよかった。
雨上がりの朝は、涼しくてすがすがしかった。

移動距離もあり駆け足で、遊覧船にも
乗らなかったし、もっと歩きたい場所も
あったけれど、初めて訪れたので感動
できてよかった。


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