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Minecraftで作るチンチロリン施設(Java版) 機能拡張編

前回、全10工程に渡って公開した、マインクラフトでチンチロリンを遊べる施設の作り方のおまけ回になります。

●機能拡張の可能性

※過去の10工程の内容を前提とした話で進めていきます

【簡単な機能拡張】

機能を拡張できる場所は、地下に設置した起動・リセットの回路を使うか、空きスペースを利用するのが簡単です。

地下の起動回路に音を鳴らす装置を追加

↑では鐘を起動部分のレッドストーンに繋げて、ボタンを押した時に鳴るようになっていますが、この部分に音符ブロックを組み合わせた音楽を鳴らす仕組みを追加すれば、起動 or リセット時に、お好みの音を鳴らす機能拡張が可能です。

【高度な機能拡張】

チンチロリンの回路で出た目に応じて、サイコロの目を光らせる以外にもう1アクション機能を追加したい場合は、出た目を光らせるレッドストーンブロック付き粘着ピストンの部分に、さらに粘着ピストンを追加し、施設の2階部分に拡張要素を追加した建築を行います。

上向きの粘着ピストン+スライムブロック+レッドストーンブロック

↑画像のように、出た目に応じて横スライドするレッドストーンブロックがONになった時に移動する場所の上に、まず上向きにした粘着ピストンを設置します。

次に、ピストンの上にスライムブロックを5個縦置きし、その上にレッドストーンブロックを1個置きます。
こうすれば、サイコロの目を光らせる回路がONになった時、縦置きした粘着ピストンが1ブロック分上にスライドするようになるので、上にスライドした時にレッドストーン信号を検知して作動する機能を建物の2階部分に拡張することが出来るようになります。

スライムブロックを使った拡張をする場合、隣接したブロックがあるとくっついて動いたり、上にスライドしなくなったりするので、最低でもスライムブロックの周辺1ブロックは何もない空間にしておいてください。

【技術的には可能です】

前述の高度な機能拡張を利用して、チンチロリンの出た目に応じて自動的に役を判定する機能を追加することも、技術的には可能です。

自動役判定回路(簡易版)イメージ

なぜ「技術的には可能」なのかは3つの理由があり、結論から言うと
1つ目は、建築するための作業工数があまりにも膨大過ぎること
2つ目は、回路に何かしら不具合が生じた時、修理するために多少高度なレッドストーン回路の知識が無いと直せないこと
3つ目は、自動役判定の回路が完成しても、判定が出力されるまでに10秒近い時間が掛かり、スムーズなゲーム進行を妨げてしまうこと です。

一応、やれるところまで機能拡張の実験を行ったので、技術的には可能とお伝えした内容を解説すると、高度な機能拡張で信号がONになった時に、レッドストーンブロックが押し上げられる部分にドロッパーを設置します。

そこから水流を利用してアイテムを流し、アイテムに応じた出目をさらに別の回路で検知させて、出た目の組み合わせを論理回路で判定させて、条件がマッチした場合にレッドストーンランプを光らせると言う、より複数の回路を組み合わせた規模の大きな回路構築が必要となります。

チンチロリンの全役自動判定回路イメージ

判定部分の回路だけでも↑画像の規模で、大掛かりな形状となっていますが、これへさらにリセット時の回路も組み合わせると、チンチロリン施設の建築規模の3~4倍超の作業規模と場所が必要となります。
(建築中にクリーパーが爆発したら目も当てられないことに)

回路構築後に建築を施した参考サイズ(建物の地下+2~4階まで全部回路)

仮に自動役判定の回路まで構築した後ですが、回路部分を覆うように建築を行った結果、↑画像ほどの大きな建築物が出来上がります。
(タテ45~50×ヨコ50×高さ40~50ブロック)

しかも、レッドストーン回路を1区画で多用しているため、動作も重くなってしまう問題も生じてしまうため、ここまでの機能拡張は行わずに、役判定は人力で行う形が良いかと思います。

遊べる施設部分だけであれば、地下部分+1階で収まりますし。

チンチロリン施設の作り方の蛇足回ではありましたが、自動役判定が出来るかどうか試行錯誤した結果も、お伝えしておきたかので解説させていただきました。

このほかにも、マインクラフトで遊べる仕組みの発想が思いついたら、また建築方法を公開していきたいと思います。

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