精神科の闇

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「夜勤になれば分かるよ」

精神科勤務時代の話だ。
新人の私を担当する先輩ナースが、そんな言葉を口にした。

その先輩は、稀に見る「白衣の天使」で、この人の行動や言葉に、人への悪口が含まれるのを、聞いたことがなかった。

そんな先輩がぽつりと言ったのが、ある看護師への否定的な言葉だった。

「yuzukaちゃん、あの人のようにはならないで」

ある日突然そんなことを言われて、驚いた。
「あの人」と言われる佐々木さんは、とても仕事が出来る、優しい人だったからだ。

「どうしてですか?」

キョトンとする私に、静かな声が帰ってくる。

「夜勤になれば分かるよ」

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#コラム #精神科

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yuzuka

コメント5件

先日無事国試にも受かり、市内の急性期病院で働き始めました。希望した病棟ではなかったものの、将来希望する科にしっかりと精神科を記載しました。入社式で「長く同じ場所にいると間隔がマヒする。僕たち職員みんなそうだ。おかしいなと思ったその感覚をどうかうやむやにしないで、声を上げて。」と副院長がおっしゃっていて。
(途中で投稿してしまいました;;)なんかおかしくないか、と思える感覚を大切にしていきたいです。
高齢者介護施設も似たようなものです。アミーユのような施設内虐待が表沙汰になることはほとんどありません。施設の管理者が虐待の存在を認識したとしても、管理者は虐待職員を擁護し、告発者を退職に追い込みます。何故なら、虐待が世間に知れれば、その施設は営業していけないからです。
また、退職に追い込まれた職員が役所に内部告発を行ったとしても、音声や映像といった明白な証拠がない限り、施設は何の処分も受けません。役所は警察ではないため、捜査の権限がなく、「明白な証拠」は告発者か家族が提示しなければなりません。
施設に入所している高齢者も、認知症が進行し家族との関係が悪化していたり、かなりの高齢のため亡くなっても「大往生だね」と言われて終わりだったり、そういった人が狙われて虐待されることが多いです。施設内虐待が原因で亡くなっている高齢者は、おそらく表面化している数の10倍はいるでしょう。
認知症もアルツハイマーも「呆け」の一言で表されていたころ、自分の夫の葬儀で供えたバナナをむしゃむしゃ霊前で食べる母を、全国探し回って愛知県の豊橋の病院(私たちは大阪)で診てもらい、その日のうちに入院となりました。看護師さんたちは、xxさん、今日はいい天気ですねぇ、と何もわからぬ母に始終声をかけて丁寧に世話していただき、それはこちらが来院している時だけのお愛想でないことは十分わかりました。家族会も頻繁に催されていました。鈴木邦弘様が書かれた状況、どこの国の話?と心痛みますが事実であろうと思います。何も言えない、何もわからない認知症高齢者にも魂はあります。その魂を傷つけ踏みにじって何処にいこうとしているのか?施設だけではなく街中がそうであり、私たちの問題です。
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