【ネタバレあり】映画おっさんずラブ LOVE or DEADから学ぶ恋愛のいろはだお。
2019年8月23日(金)、世の女性陣が待ちに待った映画が公開された。
「おっさんずラブ LOVE or DEAD」
あらすじとキャスト
天空不動産東京第二営業所のメンバーを中心に繰り広げられるおっさんたちのラブストーリー。
主人公の春田創一(田中圭)を巡る、乙女な部長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)と後輩・牧凌太(林遣都)の三角関係がメインとなった昨年夏に放送されたドラマ版。
そこからさらにパワーアップして帰ってきたのが今回の映画「おっさんずラブ LOVE or DEAD」だ。
劇場版では本社勤務の狸穴迅(沢村一樹)と春田の新しい後輩・山田正義(ジャスティス)(志尊淳)が加わり五角関係となる。(イケメン祭り)
そんなイケメンたちが繰り広げるラブストーリーには恋愛での学びが盛りだくさんだったので紹介したい。
仕事と私どっちが大事なの!?
劇中で春田が恋人である牧に放ったセリフである。(正確には「牧は仕事ばっかり!」的な感じ)
仕事に集中したい彼氏と、自分の優先順位が下がったことを感じたことから「どっちが大事なのよ!」と問い詰めてしまう彼女。
分かりみが深い。
「彼氏に仕事をがんばってもらいたい!」と思う反面、「成長する彼氏に取り残された感」「彼氏が自分の知らないところへ行ってしまうのではという不安」から出るセリフ。
でもそんなことを言ってしまったあとに後悔をする田中圭の演技は彼女感MAX!!!
結局は成長していく彼氏に負けないように自分も目標を見つけて成長していく必要があるということ。
最近では男女逆パターンの例を聞くことがあるが、彼氏が彼女にこのセリフを言ってしまうのはかなりダサいので気をつけたいところ。
ただのおっさんが乙女に見える不思議
女性らしさは見た目の美しさではない。
仕草だ!
と思わせてくれるのが部長の黒澤武蔵を演じる吉田鋼太郎だ。
春田を愛おしそうに見つめる部長の眼差し
ふいに見せる潤んだ瞳の上目遣い
はるたんを見つめるときにギュッとつぐんだ口
甘い声でささやく「は〜るたん♡」
はるたんを想う気持ちを手作りのセーターに込めるいじらしさ
これこそ恋する乙女だお。
可愛らしさを身につけたい女子はぜひ部長を見習うといいと思う。
言葉にしなきゃ伝わらない!
自分の気持ちをうまく牧に伝えられない春田を叱責するジャスティス。
両親と兄を事故で失くしたジャスティスは最後に兄に「うるせぇな!」という言葉を放ってしまったことを後悔しつづけていて、春田に「会いたい人に明日も会えるとは限らない。」と言います。
グサッ・・・!!!
この言葉が胸に突き刺さった人も多いのではないだろうか。
「察してよ!」「なんで気づいてくれないの!?」と思っても言葉で伝えないと伝わらないよ。
と、全国の女子に伝えたい・・・・!!!
そしてラストシーンでしっかりと牧に想いを伝える春田。
ジャスティスの言葉があった上でこのシーンを見るからこそ感動が押し寄せるのだ。
良い男は「探す」のではなく「育てる」
ドラマ版、劇場版を通じて一番かっこよく成長したのは春田の後輩・栗林歌磨呂(マロ)(金子大地)だろう。
マロはいわゆる「イマドキ」新入社員だ。
人に仕事を押し付けては「働き方革命って知ってます?」とドヤ顔。
春田がひとたび説教しようとすれば「パワハラだ…」と言い放つ。
チャラリーマンの鏡のような存在。
そんなマロもテレビ版の最後には部長と離婚した元妻の蝶子(大塚寧々)と結ばれる。
その関係は劇場版でも継続しているが、今回はついにマロが蝶子にプロポーズをするのだ!
結婚の許可をもらう相手がなぜか蝶子の親ではなく、部長というところがおっさんずラブのおもしろいところだが、結婚の意志を伝えるマロに対して「蝶子をよろしく頼む」などとなぜかノリノリな部長もかなりツボである。
そもそもマロと蝶子の年の差は27歳!
「マロが数年後に心変わりしたときが怖い」という蝶子の想いを汲み取りプロポーズしたマロがめっちゃかっこいい!!
いつの間にこんなに器のデカい男になったんだ!マロ!!!と感動した。
きっと年上の女性・蝶子に釣り合う男になろうとしたマロの努力だと思う。
本当に好きな人のために男は変わるのだ、と感じた。
だからすでにできあがった良い男を探すのはやめよう!
良い男は「育てる」のだ。
おわりに
おっさんずラブはただの「ボーイズラブ作品」ではない。
恋愛の指南書と言っても過言ではないだろう。
今恋愛で悩んでいる人も恋愛を忘れてしまった人もぜひ観てもらいたい。
そしてきっと気づくでしょう。
恋ってめちゃくちゃ良いものだお!
画像出展:「映画『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』公式サイト」
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