見出し画像

原稿記録(〜2024/3/31)

のちの自分のため、今回の漫画の作画制作のスケジュールを記録として残しておこうと思います。
賞に出したものなので作品タイトルなど伏せてます。


今回の漫画について

今回初めて担当編集さんがついての制作でした。
当初の予定では掲載を目指すつもりでネームを進めていたのですが、私が力不足なために紆余曲折あり賞への投稿に路線変更しました。

というのも、漫画を制作した本数が圧倒的に少ないのです。
さらに1作1作の間に長く描かない期間が発生している状態でした。
描き方を思い出すのがやっとで、求められていることを達成するために考えを巡らせるほどの余裕がなく…。

そのため、とりあえずの腕試しと経験値を得るための1作として、修正を重ねてきた39pの読み切りを一度完成させる、という運びになりました。

スケジュール

無理をしたな…

2/26の時点でネームチェックが終わっており
そこから下絵、背景、線画、仕上げ、と行っていくのですが、賞の締切は3/31。
スケジュールに不安を覚えつつも、3月前半は仕事をしながら、
後半は有給を消化しての制作なので、なんとかなるか…の精神で
あまり不可能性に目を向けないよう制作しました。

1.下絵期間

下絵の時点で一度編集さんに確認していただけるとのことで、
後の自分が困らないよう、どうせならイメージを固めておきたいと思い、写植と、背景をある程度描き入れた状態でお渡ししました。
このおかげで

2.背景と見せ場周り制作期間(7日間)

以前から予定していた旅行もあり、実質7日間で
全体の背景と見せ場周りの描写をしていきました。
後回しにすると疲弊して作業が荒くなる予感がしたので
心身ともに疲弊していないうちに手をつけていきました。
その後手をつけたページと比べて、
描き込みすぎたり絵の描き込みのバランスが狂っているところもあったので、次回注意したいと思います。

3.ペン入れ(5日間)

背景の期間が思ったよりも後に押してしまったので、
背景8割の状態で全体のペン入れをしていきました。
見せ場周りを完成させていたとはいえ、残り時間も少なく、1日8ページほどのペースで進めました。
人が多く出てくる大変なページもあり、集中力も尽きてきて、こまめに休憩を挟まなければ進めることもできず、睡眠時間もほどほどに削りながら進めました。

4.仕上げ(2日間)

とにかくトーンとベタを入れる“作業”になってしまいました。
本来ならベタやトーンは視線誘導に有効に使えるものですが、なりふり構っていられません。
トーンとベタだけならまだしも、やり残した背景もここで仕上げていきました。
なんとか形だけは完成に持っていき、ギリギリで提出することができました。

反省

作画期間が脅威の2週間で、これは私史上最高速なのですが、心残りしかありません…。次回はこの反省から期間を逆算して制作していきたいです。
以下反省
・1日多くて5ページが限度、3ページがベスト(それ以上は雑になる)
・作画にもう2週間欲しかった(調整などの時間も用意できたらよかった)
・背景は下絵の時点で入れておくのがベスト
・めんどくさい部分は先に仕上げよう
・一度通しで終えた後に見直す時間的余裕を作ろう

プロット制作やネーム制作の反省はまた別でまとめます。。。。

それではまた次回


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?