二年前の日記 2/22

2017/02/22

 セルフ・ネグレクトが社会問題化しているという。セルフ・ネグレクトとは、NHKの特集ページによれば、「客観的に見て、医療や介護などの生活支援が必要な状態にあるのにもかかわらず、それをみずから拒否すること」であるという。この状況に陥った者の行きつく先が、「ゴミ屋敷」であり、「孤立死」であるそうな。そうなるきっかけは、病気、高齢化、家族との死別などなど様々であるが、誰でもそうなってしまう可能性はあるらしい。

 そこでセルフ・ネグレクトについて検索してみると、セルフ・ネグレクトのチェック表というものがあった。このような内容である。

・入浴/洗顔/歯磨き等を億劫だと感じる/行いたくない

・部屋の片付けや掃除をするのが面倒だ/行っていない

・ゴミ捨てをなかなか行わない/行っていない

・栄養バランスを考えた食事を用意するのが面倒だ/行っていない

・体の不調を感じても病院になかなか行かない/病院を拒否する

・規則正しい生活を送れない

・金銭感覚について、極端に節約志向もしくは散財志向がある

・貯金等の金銭管理を行うことが煩わしい

・一人暮らしである/家族があまり家に居ない

・信頼できる友人・恋人・家族等が居ない/遠距離である

 これに該当するものが多いほど、セルフ・ネグレクトの状態に陥っている危険性が高いということなのだが、うん、ドンピシャだ。自分はほぼすべてに該当する。これはヤバいかもしれない。

 もちろん程度問題はある。たとえばゴミ捨てをなかなか行わない、とは言っても、自営業である。客も迎えなければならないし、ゴミ箱からあふれるほどになっても放置するなどということは、とてもできない。病院についても、なかなか行かないとは言うものの、精神科には月に一回通院している。それ以外の部分が悪くなっても確かに病院には行かないが、風邪薬や湿布くらいなら精神科でも出してくれる。ゆえに相当悪くならない限り、精神科以外の病院に行く必要がそもそもないのだ。だから仮にセルフ・ネグレクトであったとしても、かなり傷は浅いのではあるが、このまま行くと危険であるというのは、頭の隅に置いておいた方がいいのだろう。とはいえ、これといった解決策があるとは思えないのだが。

※ セルフ・ネグレクト、最近聞きませんね。とは言うものの、孤独死やゴミ屋敷の話題は聞きますから、社会の状況が改善した訳でもないのでしょう。個人的にはこの後現在の住まいに引っ越しましたので、多少マシにはなりました。本質的な問題が解決した訳ではないのですが。

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