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ポジションいじらない派

自分のロードポジションは自転車をはじめた頃からほとんど変わってないんです。

先日、新車のサドルが落ちたまま走っていて、おかしいなと感覚で調整してみたら、誤差2ミリ以内に収まりました。

すでに引退された(ポジションに超厳しい)某天才ライダーは、シチュエーションによってポジションは変わって然るべき論であったことが有名です。

何となく理屈はわかるような、わからないような。

プロの制約

毎シーズン、有難いことですが使用機材は変わります。

選手の場合、バイクフレームよりは接点であるハンドル(ブラケット)、サドル、シューズ(ペダル)の変更に敏感です。

私は自転車をはじめた段階でプロになることを意識していたので、極端な機材の使用を控えていました。

ハンドルは当時のスタンダードであった浅曲がり、サドルはどこのメーカーにもありそうな自然なカーブのもの、ペダルはLOOKでした。

現在であれば、ハンドルはコンパクト、サドルはプロロゴならおそらくどのモデルも座れますが、初めに選んだNAGO、ペダルは勿論シマノSPD-SLです。

こだわらない部分

以前、西薗元選手のPodcast『Side by Side Radio』にて、機材にはこだわるけど、変なこだわりはいらないと言いました。

それは、特定のモデルでないと走れないと思い込んでしまうことです。

私の場合、サドルを例にサプライヤーメーカー以外のモデルを挙げると

セライタリアSLR、フィジークアリオネ、セラサンマルコアスピデあたりなら問題なく使えます。

これだけで、シーズン毎の悩みがひとつ減るというものです。

たまには良いこともある

機材の悩みは、周囲が思っている以上に深刻です。

スプリントを武器に戦う選手は、ハンドル周りにこだわることが多い印象をもちます。

ハンドルステムのサプライヤーがFSAからイーストンに変わった際、丸ハンドルがラインナップから消えたことに絶望したのは良い思い出です。

供給されたものを使用していて、良いところに気づかされた最たる例です。

イーストンのハンドルは曲がりが1種類に集約されています。

私は趣味で組むバイクにも自費で買って使うほど、イーストンのハンドルに惚れ込みました。

帰れる場所を持とう

ポジションの話のようで、ポジションの話は一切出てきませんでした。

私の数値でいえば、サドル高670±2mm サドル後退幅45~48mm サドル先端~ハンドルセンター520~523mm サドルトップ~ハンドル上端落差80mm程度となっています。

これらは云わば私の型といえ、そこにシーズン毎に変わるハンドルブラケットのリーチや、シューズのクリート位置などを調整していくのです。

そして、たまには固定観念を捨てて、新たな冒険をしてみることも自転車の楽しみ方のひとつになります。

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