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自信を取り戻す闘いでした

ステージレースっていいな、と思ったツールドとちぎでしたね。

前週のレース結果に、少なからず精神的なダメージを負っていたチームでしたが、今年のツールドとちぎは『チームの連帯感』を取り戻すには十分なレースでした。

このツールドとちぎは勝負どころの読みづらいレースであるがゆえに、各自が勝負できることと、状況によってはチームメイトを信頼し、託すことも大事です。

今日の最終ステージはKOM2の『羽鶴峠』が勝負のポイントになりました。

単純なパワーデータの話をすれば、2分半420Wほどであったのですが、これはチームで登りの麓まで熾烈な位置どり争いをくぐり抜けて、先頭付近で登りはじめた場合であって、後方から登りはじめては勝負にすら絡めません。

頂上付近で総合を争える岡選手が前にいってから、自分と近くにいた龍選手は、逃げを射程圏に捉えながらも、総合でリーダーから1秒差につけていたインタープロのボグダノヴィッチ選手を徹底的にマークし抑えることに徹しました。

ここで、自分たちが追いつくためにスプリンターで総合優勝に最も近かったボグダノヴィッチ選手を連れていってしまうと、前方のグループは協調がとれず、メイングループに捕まる可能性が高まります。

この状況だと、前方はチーム右京とマトリックスが『GO』なので、集団スプリントよりは岡選手の区間優勝と総合ジャンプアップに希望がもてます。

祈りながら龍と後方集団で追走を潰していく。

前方では岡選手が3位と表彰台に乗ってくれて、なんとか地元の面子を保ってくれました。

チームのみならず、レース関係者、サポーターの方々、3日間お疲れ様でした。

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