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神経筋促通法

時間的、天候的、もしくは体力的制約で限られたライドの時間をより効率のよいものとするために出来ることは多岐にわたります。

近年はライドの準備段階で体幹トレーニングや可動域を増すような刺激を加えるプレトレーニングが常識となりつつあります。

これらにバーがしなるようなウエイトは必要ありません。

そのひとつとして、理学療法からPNF(固有受容体神経筋促通法)という手法をスポーツに落とし込んだ方法を行います。

PNFの概要はWikipediaより

主な特徴として、対角線的、螺旋系の人間の本来の動作に着目。身体に備わる「反射」を促通手技の結果として反応させて神経、筋機能の向上、各関節の可動域らの回復を図ろうとするものである。反射には伸張反射等が挙げられる。理論構築したハーマン・カバットの弁に因ればPNFは理論というよりもある種の治療哲学に近いという。定義としては、「人は生まれながらにして出来る事に限りがあると共に、潜在能力が存在する。その潜在能力を引き出すための理論、哲学。」だとしている。

疲労その他要因によって、本来の可動域を制限されると、代償動作から故障につながる可能性があることは理解できるかと思います。

ですので、ライド前に本来の能力に戻してあげるということに近いですね。

また、フィッティングやペダリングについて例えば『臀筋群やハムストリングを使うように』と指導される場面が多いと思いますが、これらをバイク上で実践するには時間を要し、意識している時点で若干不自然な気もします。

ですので、これらのプレトレーニングで動くようにしておきましょう、という算段です。

PNFで自分たちが主に取り入れているのは、股関節回りの内旋外旋の可動域向上。

基本的にはトレーナーの手技が必要ですが、ひとりでも出来ることはあります。

内容としては、プロのトレーナーが考えたものですので割愛しますが、調べればいくらでも出てくるのでなかなか面白いですよ。

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