海外生活の心得:夢を追いかけて -アメリカ生活- vol.1

私は20歳の時にロサンゼルスに移って今年で6年目になります。高校生の頃オーストラリアに1年留学したり、ミクロネシア連邦という島国に短期留学したり、在日米軍基地で働いたり、幸いにも異文化に触れる機会が多い環境で育った私の経験と考えを、未熟ではありますが、シェアしていけたらと思ってます。

今までの私の経験を通して私が思う事は、海外に出て、自分が生まれ育った環境と全く違う環境に身をおく事は、本当に良い意味でショッキングで、刺激的で、わくわくな出来事の連続で、英語でいうと

EYE OPENING =目を覚まさせてくれる

お金に変えられない経験になります。自分の慣れ親しんだ環境を離れて初めて自分の居た環境が客観視できて、そのありがたみがわかります。

そんなこんなで第一回目は、私の経験を通して学んだ海外生活をする上での心構えについてお話しますね。

1. 自分の常識が万国共通の常識だと思ってはいけない。

これは説明しなくても分かるかも知れませんが、違う国、違う土地、違う文化の中で生活するんだから、それに伴って今まで日本で通用してた常識は、その土地では常識ではないこともあります。自分の中での常識のままのマインドでいると、ずれが生じたときに自分にストレスがたまる一方になってしまいます。

例えばロスでは、バスなんて日本みたいに時間通りくることなんてほぼ無いです…汗。

でも仕方ない!

ロスはまず車社会だし、そのせいで渋滞やばいし。

だから仕方ない!

それがロスでは逆に常識なんですね。だから、ぐちぐち言ってないでさっさとそれを受け入れて、気楽に待つか、早めのバスに乗るか、他の方法を考える。そんな風に臨機応変にやっていかないと逆に大変ですからね。郷に入っては郷に従う精神で乗り越えましょう。

2. 相手の国籍、見た目でその人の人柄を決めつけない。

実はオーストラリアの高校に1年間通ってた頃、英語がまだろくに話せなくって、日本では見慣れない金髪のかわいこちゃんたちに囲まれて学校生活を送る中、自分自身が彼女達とは違う生き物の様に思えてなかなか上手くコミュニケーションが取れなくて最初の頃は悩みました。段々と苦手意識を自分の中で持ち始めて、殻に閉じこもってばっかりで、向こうが話しかけて来てくれても、もじもじで、自分の中で、彼女達と私は違うんだと勝手に決めつけて、どんどんどんどん自分の中にバリアを作ってました。

でもそんなある日、全校生徒の前で留学生としてスピーチをするという日がきました。その時、多分500人はいた全校生徒のみんながすっごい勢いでその場を盛り上げながら私にエールと拍手を送ってくれました。スピーチが終わって日常生活に戻ったその後も、校内で会う人会う人に「スピーチよかったよー」って言ってもらえました。

私はその時に、「あ、勝手に敵対視して苦手意識を持ってたのは自分だったんだ」って気づいたんです。それが分かってから、どんどんオープンになって、どんどん友達も増えて、そのおかげで英語力も一気にあがりました。

3. YES,NOははっきり。でも相手も感情がある人間だと言う事を忘れない。

これはとってもとっても声を大にして伝えたいことです。よく海外ではYES やNOや自己主張をはっきり伝えようと言われますね。確かに自分の気持ちを伝えることはとっても大切です。私の経験上では、海外では日本みたいに、ニュアンスで分かってほしいという感覚や言わなくても空気を読み取るというコミュニケーション方法はあまり大きな割合を締めていないと思います。ですから、はっきり自分の思いは伝える人が多いのも確かです。

でも!

それだからと言って感情が無い訳ではないのです。残念な事にそこをちょっと誤解してしまっているのか、ものすごく強い口調でものすごく失礼な事をストレートに言ってしまってたりする日本人を見かけることも多くあるのです。気持ちをはっきりと伝えるという文化の違いはあっても、言葉がストレートすぎると、私たち日本人と同じように彼らも傷ついてしまいます。

だから、自分の気持ちを伝えるのはとても大切ですが、だからといって何でも言っていいわけではなく、相手も同じように感情を持っている事を忘れずにコミュニケーションを取るという配慮も必要です。それができれば、言葉の壁の有無関係なく、心が通じ合えると思います。まあ私も未だに上手にNOが言えずにいますが…

今回話したことの全部に共通することは、Open mindedでいること。確かに辛い事もいっぱいいっぱいあるし、失敗もある。母国じゃないから理不尽な事もいっぱいあって、ホームシックにもなる。色んな事が本当に日本と違うし、分かっていても壁にぶつかって悩んでしまう事もある。

でもその度に、

「ここは日本じゃないんだから、日本と一緒なわけがない。というか、日本と同じだったらせっかくきたのにもったいないや。」と思って、その違いを受け入れて、経験として楽しんじゃうくらいの広い心を持てたら、もっと意味のある海外生活に出来ると思います。その辛い経験こそが、貴重な経験。そしてそれをひとつひとつ乗り越える度に、その都度、新たな自分に会えます!面白いように視野が広がって、新しい世界が広がりますよ。

きっかけなんて何だって良いと思う。

どうしても海外で学びたい事がある。英語が話せるようになりたい。海外で自分の力を試したい。ただ単に海外に憧れる。海外のカルチャーが気になる。最初のきっかけは何だって良い。人生やってみないと分からない事いーっぱい。挑戦し続ける事でどんどん先は見えていくから大丈夫。

失敗して後悔する後悔は失敗で終わらず、学びに繋がります。

でもやらなかった後悔は一生やらなかった後悔として心に残ります。

だからもし迷ってる人がいたら.... やってみよう!

やってみてダメなら帰れば良い。帰れる素敵な国があるんだから、その事に感謝して、正々堂々勝負してみましょう!

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