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超個人的お盆休みにオススメする本【2019年】

いよいよ令和初のお盆がやってきますね。お盆休みに入る方もおられるのではないでしょうか。旅行に出かける方も、家でゆっくり過ごす方もじっくりと「非日常」を味わうことができる最高の期間かと思います。

さて、今回は、個人的独断と偏見で選んだ「お盆休みにオススメする本」をご紹介したいと思います。

選定基準ですが、普段の仕事とは一歩引く、一方で普段の仕事への示唆も与える本ということにしておきたいと考えています。

1、人類史まで思考を広げよう!

(1)ユヴェル・ノア・ハラリ「サピエンス全史(上・下)
人類(私たちホモ・サピエンス以外も含め)の歴史を万年単位で、明らかにしていく壮大な歴史書で、「なぜ、私たちホモ・サピエンスが例を見ないほどの力を持つに至ったか」を解き明かしています。相当話題になった本ですね。私も読みましたが、刺激的であり、現在の社会の成り立ちを克明に示唆するもので、興奮しました。必読。

合わせて、同著者の「ホモ・デウス」という本もセットで読むといいと思います。こちらも読みましたが、「サピエンス全史」をベースにした、現在の社会革新を踏まえた未来の書という位置付けです。こちらも壮大な人類の未来を語っています。

(2)ジャレド・ダイヤモンド「銃・病原菌・鉄」(上・下)

「なぜ、地域によって格差が生まれるのか?」という主題で書かれており、その要因を丁寧に書き下ろしている本です。こちらも、超刺激的で、知的興奮を覚える一冊(二冊か・・)です。

2、古典を読もう!

普段読まない本といったら、何と言っても古典でしょうか。私も面白そうな岩波文庫の本を買うんですが、積ん読になってしまうことが多いです。でも、長期休暇だからこそ、挑戦してみるのもいいかもしれません。

(1)マキャベリ「君主論」

この本は、私が何度も読んでいるバイブル的古典です。国王に対しての文書という位置付けで、徹底的な現実主義に根ざしたリーダーのあり方が解かれている名著です。割と古典にしては、読みやすいかと。

(2)マックス・ウェーバー「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」

この本では、資本主義の起源は、プロテスタンティズムの考え方・行動原理によってなのではないかと記した本です。現在でも示唆的ですよ。結構、難解ですけれども、挫折OKです!(笑)

3、経営について、広く、今一度考えよう!

今、急速に変化しており、終身雇用などが崩れかけていることも事実かと思います。だからこそ、原点回帰的な本を。また、組織についても、広く構えて考えられる本も。

(1)ジェームズ・C・アベグレン「日本の経営」


こちらは、若干古い本ですが、高い成長を遂げた日本的経営の特徴を学術的に明らかにした本です。その中には、終身雇用などの特徴も入っておりまして、今だからこそ、光る本ではないかと思います。

(2)野中郁次郎他「失敗の本質 日本軍の組織論的研究」

イデオロギーを抜きに、日本軍を組織論的に分析し、特徴を明らかにするとともに、「その失敗の本質は何だったのか」を突き詰めています。これは、必読の書であることは間違いありません。

以上、超個人的オススメ書籍です。あくまで、個人的に面白かった本ですので、完全に独断と偏見で選定しました。(笑)

ぜひ、2019年夏、読んでみてください。私も是非、新しい本にチャレンジしてみたいと考えています。まだまだオススメ本ありますし、面白かったら、共有しますね。

では、良いお盆をお過ごしください!!

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