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手紙

実家に帰ると、昔僕が祖母にあてて書いた手紙が出てきた。ふらふらの文字におばあちゃんらしき似顔絵。「長生きしてね」って言葉に頬が緩む。

昔使っていた学習机の引き出しに、渡せなかった手紙が入っていた。ちょっとした口論で喧嘩した友達に書いた、「ごめんな」っていう言葉。

東京に上京してから、時折書いていた両親への手紙。父や母は、大切に仕舞っていたみたいだ。

涼しい風が窓から吹き抜け、虫の音はかまびすしいが、夏草の生い茂る実家で、手紙を読んだ僕は何だかすがすがしくなる。


歴史を学ぶ意義を考えると、未来への道しるべになるからだと言えると思います。日本人は豊かな自然と厳しい自然の狭間で日本人の日本人らしさたる心情を獲得してきました。その日本人がどのような歴史を歩んで今があるのかを知ることは、自分たちが何者なのかを知ることにも繋がると思います。