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オードリーが好きな話

先週末、オードリーの東京ドームライブがありました。
チケットは取れなかったので家から配信を見ました。
ライブが終わりこの一週間、ずっとふわふわした気持ちだったのですが、今回は少し感情的に思いを書きなぐっておこうと思います。

オードリーを好きになったのは多分大学生の頃だったと思います。
最初はぬるっとラジオを聞き始め、若林さんのエッセイ「社会人大学人見知り学部」「ななめの夕暮れ」を読んでぬっぽり好きになった気がします。
物事に対して考え込みがちで、人のことがすごく気になりがち、なのに天邪鬼で斜に構えてしまう性格が当時の自分にとっては仲間を見つけた感覚だったんだろうなと思います。
ただ、熱狂的なファンかというとそうではなく、ラジオを聞くのが主で、あとは若林さんのエッセイを読むくらいです。
テレビ番組はほとんど見ないですし、ラジオも気まぐれで聞いたり聞かなかったり、今回の東京ドームライブのグッズも買っていないダメなファンです。
ドームライブは最後の五次先行まで応募したのですが落選し、当日気が向いたら配信を見ようくらいに思っていました。

そんな軽い気持ちで2/18を迎えたのですが、現地の熱気を感じてみたいなと思い、軽い気持ちで東京ドームまで足を運んでみました。
水道橋を降りて東京ドームへ向かい歩いていくと、サイネージに若林さんと春日さんのドームライブの広告が流れていました。
その瞬間、自分の中でもうまく表現できないですが、うわっとした感情が溢れ上がってくるのを感じました。
ぐっとこらえて歩き進んでいたのですが、オードリーとチーム付け焼刃のたくさんののぼりが見ながら、ラスタカラーの集団の中を歩いていると途中でどうしてもこらえきれなくなりました。
気持ちを落ち着かせようと近くのベンチに座り、東京ドームに背を向けて座った途端に涙が止まらなくなりました。
自分でも全く予想していない感情に戸惑いつつも、オードリーが自分にとってすごく大きな存在だったことに気が付きました。
思い返すと、20代のこれまでの人生のあらゆる場面にオードリーのラジオがあったと思います。
晴れた日の授業終わりにキャンパス内でよく寝転んでいた芝生、
頑張ってノリについていくためにオールで飲みすぎた早朝の名城線、
レッドブル片手にプログラミングを書いていた深夜の研究室、
新しい研究室に馴染めず深夜にあてもなく散歩していた鴨川、
上司に連日夜中の3時まで詰められていた日々の真夜中の家のデスク、
辛すぎて会社のトイレで吐いた日の帰り道の東西線、
いろんな場面でオードリーのラジオが日常に当然のように入り込んでいたことに気づきました。
今回星野源さんがドームライブのために「おともだち」という曲を書き下ろしていましたが、自分にとってオードリーはファンというよりはまさにおともだちな気がします。(おこがましいですが…)
もちろん彼らがどんどん人気になるのはすごく嬉しいことですが、別に応援しているかというとそういうわけでもなく、ただ土曜深夜の1時にそこにいくと2時間笑わせてくれる、居場所があると思わせてくれる存在でした。
土曜の夜中の部屋で一人オードリーのラジオを聞いている時、そこにはオードリーと僕以外は誰もいない感覚で、いつもその3人でおともだちとして話を聞いている感覚でした。痛いファンなのかもですが…

結局家に帰りライブ配信を見ていましたが、その時もずっと感動しっぱなしでした。
最近はいろんなことに対して感動しなくなっている自分がいたので、こんなに感情が揺さぶられている自分も新たな発見で新鮮でした。
これからも勝手におともだちとしてオードリーのラジオを自分のペースで聞き続けたいです。
いつもありがとうございます。

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