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卓球台の上でラブゲーム

卓球って11点取ると1ゲーム勝ち(昔は21点)なのですが、
11-0で勝ってはいけないという、
暗黙のルールがあります。

ルールブックに書かれているわけではないので、
それをするとペナルティがあるとか、
そういうことはないです。

でも10-0になった時に、
勝ってる方がサーブをもっていたら、
わざとサーブミスをしたり、
レシーブを持っていたら、
わざとレシーブミスしたり。

僕も先日の試合で
そうやってわざとレシーブミスをして、
11-1で勝った、
という試合がありました。

なんか野球で言うところの、
2ストライクノーボールからの一球は
外さなきゃいけない、
みたいなのと似てるかもしれません。

11-0で勝ってしまうことを、
ラブゲームと言います。
卓球では0をラブとカウントするからです。

前に卓球仲間と
「なんでラブゲームしちゃいけないんだろうね」
って話になって、
学生時代にラブゲームをして、
顧問の先生に怒られたって話を聞いたりとか、
福原愛さんは、
ラブゲームをしちゃうと卓球やめたくなっちゃうからって言ってたとか、
結構話が弾みまして。

未だになぜラブゲームしてはいけない、
という暗黙のルールが作られたのかはわかりません。

ネットで調べると、
紳士のマナーとして
瀕死の相手にトドメを刺さないという思いやり、
みたいなことが書いてあります。

実際にラブゲームをされたことって、
記憶にはないのですが、
自分がラブゲームで負けそうになっている時に、
相手が1点献上してくれたらどういう気持ちかなって想像すると、
きっと、
「そんな情けをかけられるほどの完敗だ」
と感じると思います。

そう考えると、
される側にとっては思いやりどころか精神攻撃になっちゃう可能性もあるのかな、
なんて考えちゃいます。

でも、やっぱり自分がラブゲームしそうになっちゃったら、
きっとまた相手に1点プレゼントするんだろうな、
なんて考えたのでした。
オチは特にありません。

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