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「試合に出たい、でも。。。」

今日もたくさんコーチングセッションをさせていただき、
その後、一人で卓球してきました。
 
マシン練習です。
 
結構ヘトヘトになるまでやりこみ、
休憩していると隣の部屋から、
生徒さん(淑女)とコーチ(若い女性)の会話が聞こえてきました。
 
その内容は、
「最低限のことができるようになってから、試合に出たい」
というもの。
 
コーチは
「それなら先に試合に出てみて、課題を見つけて、それからまた練習した方が早いですよ」
と伝えました。
 
ところが生徒さんは
「いや、でもやっぱり最低限のことができないと試合には出られません」
と。
 
実は僕、その方を何度かお見かけしているのですが、
全然問題ないのですよ。
 
卓球って、すっごくいろんなレベルの試合があるし。
 
でも、話はずっと平行線。
 
コーチ
「先に試合に」
 
生徒さん
「最低限のことができるようになってから」
 
そのうちコーチが、
「○○さんにとっての最低限のレベルが高いんですね」
と。
 
 
なるほどなー、と。
 
 
はたからその会話を盗み聞きしていた僕からしたら、
二人の言っている「最低限」という感覚がわからないんです。
 
コーチの言う、
「最低限のことができるようになってから、って言ってると、何かができるようになっても、また次のできてないところが見つかって、結局いつまでも試合に出られない気がします」
というのも、たしかに同感。
 
ただ、生徒さんにとっては、未知の領域(試合)は、
とっても不安。
 
ならば、
「○○さんの言う最低限のことって、何ができることですか?」
と確認して、
「では、それが出来るようになったら、試合に出られそうですか?」
と確認し、そこで約束ができれば、
それができるようになることを目標として、
レッスンプランを立てられますよね。
 
 
漠然と、強くなる、上手くなる、最低限の技術、と言っても、
結局何が不安なのかはわからないものです。
 
もしかしたら、その生徒さんは、
今現在「最低限」と呼んでいることができるようになっても、
試合には出ないかもしれません。
 
それは本人が決めることですしね。
 
ただ、そうやって、
「○○ができるようになる」
「そのために練習を頑張る」
そういう目標ができれば、
 
自分の成長を実感できるようになるし、
その実感こそが
「自分にもできる」=「自信を得る」
ということだと思います。
 
そんなふうにして、
自信を重ねていけば、
 
きっといつか、
「よし!この試合に出るぞ!」
という選択を、
自分の力で自然とできるようになるんじゃないか、
と思ったのでした。



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