めんどくさがり屋は起業できない?

「私はものすごくめんどくさがり屋です。だから周りの人には起業なんて無理だと言われます。めんどくさがり屋に起業の道はないのでしょうか?」

という質問をいただきました。

大前提として、
僕はものすごくめんどくさがりです(笑)

めんどくさがりだからこそ、自分がめんどくさいと思うことは極力やらなくても済むようにしてきましたし、
今も「これってめんどくさいな、なんとかならないかな」と思ったら、
その部分を効率化することに頭を使って、
そのめんどくささを解消するようにしています。

そもそも、
「他人の『めんどくさい』をなんとかしてあげる」
というのがビジネスです。

コンビニだって飲食店だって、
同じものや同じことを提供しようと思ったら、
相当めんどくさいことになります。

だから、
めんどくさがりの人というのは、
実はビジネスセンスがある可能性が高いのです。

なぜなら、
「めんどくさい感度」が高いからです。

めんどくさがりの人というのは、
大抵なんでもかんでも全てのことがめんどくさいわけではありません。
(もし本当に全てが面倒な場合は無気力状態で精神病の可能性もあるので、一度精神科にかかった方が良いと思います)

めんどくさがりな人というのは、
「やりたくないことが多い」
と言えます。

きっと、どんなにめんどくさがりな人でも、
「これは苦にならずできる」
ということがあるはずです。

僕で言えば卓球ですね。

卓球に関してなら、何もめんどくさいと感じることはないです。

つまり、
やりたいこととやりたくないこと、
好きなこととそうじゃないことの、
区別がはっきりしている人がめんどくさがりの人です。

こういう人は。
好きなこと、興味があることについては、
とことんまで突き詰めることができます。

他の人が「なんでそんなめんどくさいことできるの?」と言い出すくらいに、
自然と突き詰めることができてしまいます。
(自覚がない場合がほとんどです)

ということは、
それだけでも他人のめんどくさいを解消できる可能性が高いわけです。


さらにビジネス的にいうならば、
「無駄な作業」に気づくことができるのも、
めんどくさがりの人の特徴です。

例えば、
「毎日のブログ更新」

めんどくさがりじゃない人は、
それを疑うことなく続けられます。
大変だけど、みんなやってるし、と。

でも、めんどくさがりな人はそれを耐えられません。

「え、なんで毎日ブログ書かなきゃいけないの?」

「そもそもなんのためにブログを書くの?」

「集客?じゃあブログじゃなくても良くない?」

「収益化するなら教育した方が効率的じゃない?」

「教育なんか一度作っちゃえば自動化できるからそっちの方が効率的じゃん」

「成約率を高めれば集客数少なくて済むじゃん」

というふうに、
極力やりたくないことをやらなくて済む方向に思考回路が働くようになります。

これは「業務効率化」なんですよね。

めんどくなことをめんどうじゃなくして、
かつ、同じかそれ以上の成果を得られるようにする。

これが「業務効率化」です。

つまり、
めんどくさがりの人というのは、
実は業務効率化が得意な人と言えます。


また、めんどくさがりな人は、
めんどうなことを人に頼めるようになると、
自分のやるべきことにもっと集中できるようになります。

めんどくさがりな人というのは、
自分がめんどくさがりなために、
「人に頼んだら、人に面倒な思いをさせてしまう」
と思ってしまいがちです。

でも、
多くの人は頼まれごとを喜んでやってくれますし、
そこに何らかの報酬を設定することができれば、
なおさら喜んでもらえます。

これを「雇用の創出」と言います。


つまり、めんどくさがり屋の人というのは、
・一つのことに集中すると強い
・業務効率化が得意
・雇用を創出できる
という3つの理由で、実は起業家向き、経営者向き、と言えるのです。

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