31日に書いて下書き保存されてた。

待って!まだ何も為してない!終わっちゃう!やだ!待って!待ってよ夏!

という2歳児のイヤイヤ期を内に秘めながらも大人として平然を装っていたら何もせず夏が終わった…。周りがファミリーばかりの年代ともなり(周りが吉本興業になる、という意味ではない)元々友人なども少ないとなると毎日パチンコ、仕事、バラエティ番組、漫画というお手軽に楽しめるコンテンツばかりを享受して特に変化もないまま日々が経過していくのだ。

今日も今日とて、夜勤明けで少しパチンコに興じていたが、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」という微かに名前だけ知っていたアニメの台を遊戯した。もはや、セミの抜け殻と同化したかのような僕は、パチンコを打ちながら半分以上意識が遠のいており、端的に言うと寝ながら打っていた。おそらく今日日本でトップクラスのダメさ…というか正確に言うとダウンクラスのダメさな日常を送ったと自負している。

そして、いつの間にやら大当たりを引いた。そこからはさすがに目が覚めて「あの花」がどのような作品であるかを学習するかのように見ていたのだが、断片的な情報を得た結果、物凄くエモーショナル溢れる作品なのかもしれない。

幼いころ亡くなった友だちが幽霊として現れる。自分にしか見えない。その事件により疎遠になってしまっていたその頃の友たちとの再会。取り戻す絆。幽霊となった友との最後の別れを当時やった思い出の「かくれんぼ」で。そしてバックで流れだす「Secret base 君がくれたもの」

やっば。夏も残すところわずかのタイミングで流れだす「君と夏の終わり将来の夢大きな希望忘れない10年後の8月また出会えるの信じて」パワーやっば。登場人物の名前すら知らないのに切ないかくれんぼと曲とのコラボレーションにちょっと目頭が熱くなってしまった。

この目頭の熱さにより「そうだ、俺たちの夏はまだ終わっちゃいないんだ!」という熱さを取り戻したかったが、特に予定もないのでこのまま順調に終了を迎えることだろう。いいの、僕にはワイルドスピード スーパーコンボを観たという思い出があるから…。

しかし、子どもたちには今大人たちがどれだけ欲しても取り戻せない夏を…令和最初の夏を全力で遊び切って欲しいなと切に願っている。今年は日曜日が9月1日になるというアディショナルタイム付きなので最後の最後まで全力で遊び切ってほしい。君の夏の思い出、最後までぎっしりでトッポみたいだなと言われてほしい。

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