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我々素人にドキュメンタルから招待状が届いたら


Amazonプライム・ビデオでオリジナル配信されていますドキュメンタルは芸人10人が100万円を持ち寄り、6時間耐久の笑わせ合いを行い、最後まで笑わなかった人が1000万総取りするという企画です。明日からドキュメンタルシーズン7が開始されます。待ちきれない気持ちをどうにかしたい。どうにか時間を潰したい。ということで、我々一般市民にドキュメンタルの招待状が届いて、100万円捻出出来たとしたら、あの場に行ってどのように立ち回れば良いのかということを考えることでドキュメンタルの素晴らしさの一端をここに記せたらと思い、謎に朝7時から書いております。

もしかしたら、深夜すき家で牛丼を食べているところにカメラが赤い封筒を持って訪ねてくる可能性が0では無いのでね、ある程度シミュレーションしておくことは必要かと思います。

まず、自分が好きだった各シーズンの場面を思い出すことで見えてくるものがあるかもしれませんので順に記憶を辿って各シーズン1つずつ挙げていきます。(1番笑ったシーンというよりは最初にそのシーズンで思い出したシーン)

シーズン1ep.2  18:00~ ジミー大西が頭にゴムパッチンされたリアクションと笑いを我慢する宮川大輔

ドキュメンタルの醍醐味の一つに笑い顔の我慢があります。笑ってはいけないという制限を課せられた状態で笑っていないギリギリの顔が一つのエッセンスになっています。他にはフジモン、ノブ、ジミー大西、サバンナ高橋などがいい顔の持ち主で1シーズンに一人は にやけ顔要員が必要であると思います。

シーズン2ep.5 12:00~ おもちゃの鳥と小峠のセックスからの鳥の鳴き声                             

持ってきた小道具が計算されない方向でめちゃくちゃ面白い空間を作り上げていることもドキュメンタルの醍醐味の1つですね。クマのぬいぐるみとセックスしていることに対抗したい→目に付いた鳥のおもちゃ相手にセックス→へこまされた鳥のぬいぐるみに空気が吸い込まれ、その場にこだまする鳥の鳴き声。そりゃ、下ネタじゃなく芸術だと言いたくもなります。他のシーズンではシーズン1のテンガエッグをかぶるくっきー、シーズン3の春日のちんこカレー、シーズン5のザコシと猿人形など、そのシーズンで1番面白いシーンに挙げられるインパクトを残してきています。

シーズン3ep.3 4:15~ 後藤が春日を見て「(陰毛無くて)つるっつるやん」と言ったら横から岩橋が「(鶴かと聞かれたと思い込んで)はい、そうです。懐かしの」

天然ボケって笑いには不可欠で、他にはシーズン5の陣内の「糊か」とか、大爆笑にはならないけど油断しているところで後ろから斬りつけられる的に有効な一手ですね。

シーズン4 ep.18:20~ クロちゃんと剣道をやることになった黒沢が渾身のフルスイングで棒を叩き折る

これを見ると笑いは「ずれ」だったり「裏切り」だったりするんだなということを改めて感じて好きなシーン。出来れば他のメンバーもいてほしかった。ちなみに世間的にはシーズン5が一番好きな人が多いかと思いますが、僕はシーズン4が一番好きです。トークでの笑いもしっかりあり、ネタでも笑えて、それでも煮詰まった状況になって結局は下ネタに行き着くというストーリーが1シーズンで見事に詰まってる。影のMVPは飯尾で、もう1回出てほしい人では1位です。

シーズン5 ep.5 28:05~ 薄っすい梅宮辰夫のスキンシールを顔面に貼り付けて出てくる秋山

もう笑うにはハプニングしかないかな~という松本人志の言葉の直後とんでもないインパクトを持って登場する秋山。笑ってはいけないというルールから全員全然面白くないという演技をしなければならないようなものなので、コントを行ってもその演技の延長線上になってしまうため笑いが起こりづらいと思っているのですが、他の「交際して性交渉それとも性交渉して交際」だったり熟女との組体操といいその笑いが起こりづらい状況を超えたものを出してくるのが見事だと思う。

シーズン6 ep.11:30~ 友近の歌が転調してリズミカルになったと同時に現れるゆりあん

正直、シーズン6はシーズン5で書いた笑いが起こりづらいコント部分が長いせいで爆発的な笑いが生まれていない気がしてあまり好きではないのですが、このシーンの速度はいい仕事してると思う。こういった絶妙な間というか、速度でいうとシーズン3の春日のちんこカレーの飛び出す速度が「はいよー」って店員さんが提供する速度感があったり、シーズン4のくっきーの「テディーベアちゃん~♪」での振り返りだったり、シーズン5でのけつハーモニカでザコシが浣腸された時は吹かずに耐えていたのに絶妙な間と弱さで音を鳴らした場面が挙げられると思います。

と言うわけで、我々芸を持たない一般人がドキュメンタルの場へ行った時に可能なことを上から抽出してみると、「アウトにならないギリギリで笑う」「面白いおもちゃ探し」くらいでしょうか。そもそも誰か知らない人間が突然何かをしたところで笑いの一要素の「緊張と緩和」で緊張しか生まないことを考えると笑わせることは不可能ですよね。誰か知らない人ということを生かすしかないので考えるだけ無駄でした。

それじゃあ出場機会に恵まれたら・・・なんてことは考えずに、シーズン7を見てGWはみんなも松っちゃんと一緒に笑おーう!

https://twitter.com/DocumentalJP/status/1117955769603805184


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