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English Book【Atomic Habits】Vol. 04

この本について感じたことや思ったとを書きます。


P. 33
The more pride you have in a particular aspect of your identity, the more motivated you will be maintain the habits associated with it.


この本のChapter 2は”How Your Habits Shape Your Identity (and Vice Versa)”です。

「自分がどのような人になりたいか」が習慣化に大きく影響している、という話です。

「今より3kg痩せたい」ではなく「スリムで健康的な人間になりたい」と意識したほうが運動の習慣が身に付きやすい、といったイメージです。

先ほどChaper2を読み終えました。
そこで感じたことは「私はどのような人間になりたいか」が明確でないということです。
もう少し具体的に言うと「何のために英語を勉強してきたのか」です。

もちろん、趣味であり勉強していて「楽しい」からなのですが、本当にそれだけなのでしょうか。

皆さまはどうでしょうか。

「何のために英語を勉強していますか?」と問われたとき、どう答えますか?

このChapterにはそのような質問に対する考え方が説明されています。
「何かの為に英語を勉強する」ではなく「どのような人間になりたいか」、その実現のツールの一つが「英語」だというのがあるべき姿だということです。

P. 30に次のようなイラストがありました。

何か行動をするとき、また習慣を身に着けようとするとき「identity→processes→outcomes」の順番でchangeしなければいけない、ということが書いてあります。

実はこの話、私自信、耳の痛い話なのです。

プロフィールのコメントにある通り、私はToeic945点取得、英検1級は2回合格しています。
しかし、いずれも「得点を取る」こと、もしくは「合格する」こと、それそのもが目的になってしまっていました。
その過程で、身に付いた習慣や知識はたくさんあります。
決して無駄ではありませんでした。
ただ、目的を達成したあと、何も変化は訪れませんでした。
なぜなら「自分が(英語学習を通じて)どのような人間になりたいか」というIdentityが不明瞭だったからです。

今、Toeicや英検に挑戦されている人は数多くいると思います。
私が伝えたいことは「スコア取得や合格自体が目的になってしまわないように!」ということです。

英検1級に合格しても誰もお金をくれませんし、給料も上がりません。
因果関係がないので当然ですよね。
では、何故私が英検1級にこだわって挑戦し続けたのか。
もちろん、明確に理由はいくつかあります。
一方、本来の目的から「逃げていた」部分もあると思います。
「英検1級に合格したら〇〇しよう」と、本当に目指すべきものから目を逸らしていたのも事実です。

「英検1級に挑戦している」と感じて、毎日勉強すること自体で充実感を得ることができます。
しかし「本当にしたいことは何か?」から逃げてしまうと、たとえ合格を果たしたとしても「一時的な達成感と快感」の後にくるのは、ある種の「虚無感」です。

英検1級を合格している方であれば共感してもらえる人は少なからずいると思います。

「Identity」はもともと日本語には無かった言葉だと高校の時に習いました。
日本語訳はもちろん「自己同一性」です。
簡単に言うと「自分は何者であるか」と言うことと私は理解しています。

今一度、自分がどのような人間でありたいか、どのような人間になりたいか。
そして、「英語を通じてどのように自己実現をしたいか」を真剣に見つめ直したいと思います。

そう感じただけでもこの本を読んだ価値が十分あったと思います。

最後に、この本を読み始めたきっかけは以下の記事をご参照下さい。


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