毎週セミナーを開催しているボクが、2日間で20万の『NewsPicks編集ブートキャンプ』に行ってみた


私はビジネス書や自己啓発書を出版している著書のコンテンツ開発、集客、販売する仕事をしています。(本を出版していない方をプロデュースすることもあります)

主には講座がメインなのですが、自分が主催するだけでなく、参加する側も含めると、月に10日ほどはセミナーに触れています。主催するセミナーでお会いする人数は、1年間でざっと1500名ほど。リアルにお会いする中で、お喜びの声もいただくこともあれば、もちろんお叱りの声もいただきます。

この仕事をはじめて4年目になり、ここまで一気に突っ走ってきましたが、新規セミナーがひと段落しているこの機会に「良いセミナーとは何か?を改めて考えよう!」と思い、2日間で20万円もする「NewsPicks編集ブートキャンプ」に参加してきました。

■「NewsPicks編集ブートキャンプ」とは?

本プログラムは、「これからの編集」を行うために必要な能力を身につける1泊2日の合宿です。

従来の「編集」は、情報を集めて、削り、並び替えて、補足する。つまり分かりやすい形に加工して世の中に伝えることを意味していました。 多くの編集者が、こうした一連の作業を行い、作家と二人三脚で作品を世に出しています。

しかし佐渡島氏は、「編集には、新たな定義が必要だ」と言います。 それは「会話を設計すること」。会話が生まれるように設計されたサービスやコンテンツは、長く人々の心に残ります。 「これからの編集」は、まさにこうした会話のきっかけを生み出すことだと、佐渡島氏は述べています。

そこで本合宿では、「これからの編集」について、実際のコンテンツ作りや佐渡島氏のフィードバックを通じて体得していきます。

「編集」を「会話を設計すること」だと定義するなら、何もこの能力は、コンテンツ作りに携わる人のみに必要なものではありません。

コミュニティを運営する人や、自社のプロダクトを広めたい人など、幅広いビジネスパーソンにとって必須のスキルと言えます。

今回、佐渡島氏が代表を務める「コルク」が今まさに構築しようとしている内容を、特別にアカデミア合宿でレクチャーいただきます。

引用元:https://newspicks.com/academia/seminars/20

●「NewsPicks編集ブートキャンプ」の講師

2002年に講談社に入社し、週刊モーニング編集部に所属。『バガボンド』(井上雄彦)、『ドラゴン桜』(三田紀房)、『働きマン』(安野モヨコ)、『宇宙兄弟』(小山宙哉)、『モダンタイムス』(伊坂幸太郎)、『16歳の教科書』などの編集を担当する。2012年に講談社を退社し、作家のエージェント会社、コルクを設立。コルク・佐渡島庸平のブログ 佐渡島庸平インタビュー『コルクの船は世界に漕ぎ出す』

■自分が思う良いセミナーの定義

「News Picks編集ブートキャンプ」の見解に入る前に、「良いセミナー」の定義をします。私が考える「良いセミナー」はひとことで言えば「お客さんの満足度が高いこと」。満足度を高めるには以下の2つが重要だと考えます。

条件:①具体的な成果・変化がある

自分が扱っているコンテンツやセミナーは、「起業・副業」「コーチング」「英語習得」「ボディメイク」など。具体的な成果が出るものが多いです。

投資した金額を回収できる or 投資した金額以上の価値を感じてもらえるかどうかは1番大きな指標だと考えています。

条件②:「講師と参加者」、「参加者同士」がつながるように設計されている

たとえ、成果・変化を感じられたとしても、「目標を達成するためにもくもくとワークをこなすだけ」だけでは楽しくありません。

これまで幾度もセミナーを開催していて、「仲間との出会い」は満足度に直結するポイントです。また、「講師と直接話すことができること」も満足度に響く大きなポイントです。

この視点で「編集ブートキャンプ」をレポしていきます。

■NewsPicks編集BOOTCAMPのレポート

条件①:具体的な成果・変化があるか?
答えは「YES」。

成果が出るのはこれからだが、自分が新しいセミナーの企画や講師をプロデュースするときの考え方や視点は確実に変わった。特に、自分が今回知りたかった「長期間愛されるセミナー(やコンテンツ)を生み出すにはどうすれば良いのか?」というヒントを得ることができた。

条件②:「講師と参加者」、「参加者同士」がつながるように設計されている
こちらも「YES」。スタートの少し早めに会場に到着したのだが、その場では講師を囲んでゆるい自己紹介が行われていた。このことにより気持ちが和らぎ、セミナーにすんなりと入っていくことができた。

今振り返れば、これもあらかじめ設計されていたのかもしれない。また、自由時間にも深夜まで話すことができし、参加者の状況をみて個別で話す時間も設けてもらうことができた。

■佐渡島さんが思う良いセミナーとは?

今回のセミナーに参加することで自分の中に変化は起こり、満足をしています。私にとって「良いセミナー」と言えますが、佐渡島さんが考える「良いセミナー」とはどのようなものなのか。

ご本人にインタビューをしたところ以下の3つが返ってきました。

1:成長実感(参加者が「成長した!」という実感)

2:エンタメ感(真面目いっぺんとうではなく、楽しみながら成長できる)

3:お得感(支払った金額以上の価値を感じている)
ここに参加しないと、絶対に見せてくれていないものを見せてくれました!

実はこの3つの条件は、セミナーだけに言えることではなく、コンテンツ、コミュニティづくりも同じだそうです。

細かく見ればもっと多くの軸があるとは思うのですが、軸をぶらさないためにも、この3つのポイントだけに絞って設計をしているとのことでした。

■ブートキャンプに参加しての感想

今回は、「良いセミナーとはなにか」という視点で参加をしていましたが、セミナーだけでなく、コンテンツや講師をどうプロデュースしていくのか。はたまた、新規ビジネスやプロジェクトにも応用可能な、長期視点の考え方や立体的な思考法を学ぶことができました。

正直、2日で20万円という金額は決して安くありませんが、セミナー事業やコンテンツビジネスに携わる人にとっては、費用対効果の良い投資だと思います。

今回学んだことを気づきで終わらせることなく、自分のものにするためにも、実際の現場で活用していきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

*随時、他の参加者の感想などを追加していく予定です。

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