BANK社4

勝手に、BANK社の求人原稿を改善してみた

キャスターでは、「CasterRecruiting」という中小企業やベンチャー、スタートアップに特化して採用業務をまるっと一気通貫で請け負うサービスをやっています。
その中にある「原稿チーム」は40数社の原稿を一手に引き受け、自然応募数の増加をミッションにひたすら求人原稿の改善・運用を重ねています。


では、中小企業やベンチャーにおいて、どのような企業がしっかりと応募を獲得できているのでしょうか。求人原稿と向き合い続ける中で見えてきた共通点やノウハウをもとに、勝手に求人原稿の改善をしていきます!
題して、「勝手に○○な会社の求人原稿を改善してみた」シリーズ。


初回は、、、目の前のアイテムが 一瞬でキャッシュに変わるアプリ「CASH」で話題となったBANK社!分かりやすいシンプルなサービスと、ぶっとんだアイデアを現実にしたことで注目をあびました。



さっそく、掲載中の求人原稿を勝手にチェック


今回はWantedlyで掲載中の、サーバーサイドエンジニアの求人原稿を勝手にチェックさせてもらいました。


まずは現状確認。PV、応募数は・・・?

2017年11月22日に求人が公開され、 現在までのPVが4005エントリー数は24名です(2018年7月23日時点)。約8ヵ月で24名ということは、実は、月3名くらいしか応募がきていないということになります。PVからの応募率を考えても、まだまだ改善の余地がありそうです。


「よく分からない」が離脱の原因に

求人原稿をクリックしてくれた人は、何かに魅かれて情報を得るために原稿を見ています。せっかく興味を持って見てくれた人に離脱されないためにはどうしたらよいのか…。
ポイントは、媒体の特性を理解して、【どこに・どんな情報があるか分かりやすく伝えること】。Wantedlyはビジョンや想いへの共感を大切にしていることもあり、原稿内の項目が少ないことが特徴です。自由度が高いからこそ、原稿に差が生まれやすいと言えます。

では、具体的な改善点をチェックしていきます。


「なにをやっているのか」


Wantedlyの求人原稿でまず目に入ってくる項目です。

とてもたくさんの情報が詰め込まれています!情報が多いことは良いことです。ただ、自分が求めている情報がどこに書いてあるのか(あるいはココには書いてないのか)、読み込まなければ分かりません。

めちゃくちゃ興味があって応募を検討している人なら読み込むかもしれませんが、求人原稿のタイトル見てちょっと気になったという人なら離脱してしまうかもしれません。具体的な改善点はこちら。

■「こんなことやります」の中に2~3個、小見出しをつくっちゃう
あれもこれもは結局何も伝わらないので、まずは伝えるアピールポイントを2~3個に絞ります。その上で、記号やカッコを使って目に留まるようにします。
バンクさんの場合、「会社として目指している事業展開」「プロダクトについて」「今後の展望」とかでまとめるとスッキリしそうだなと感じました。

■文字数を400~600文字にする

■改行は最小に(スマホ閲覧も多いので)


「なぜやるのか」「どうやっているのか」


現在、主にビジョン・ミッション・スピリットが書かれています。バンクさんの思想やカルチャーが表現されている言葉ですが、オフィシャルサイトに書かれているものをそのままでは少し淋しい感じです…。改善点はこちら。

■重要なのは、それはなぜか
単にビジョン・ミッション・スピリットを書くだけでなく、その背景を伝えることで企業の考えや目指している姿が正しく伝わります。文字数はやはり400~600文字が良いので、スピリットなどのボリュームが多い場合はオフィシャルサイトのURLを貼る、一部抜粋にすることをオススメします。

■本当だよ!と思ってもらう
ただでさえ求人原稿って「本当かなぁ…?」と疑ってかかられてしまうものです。なので、根拠となる事柄をどれだけ盛り込めるかが勝負。
特に、「どうやっているのか」はそれを書きやすい項目なので、ぜひ具体性を持たせられると良いと思います。社員の前職例、社内イベントの例、会議やプロジェクトの進み方の例、働き方の例など。


「こんなことやります」


実はココ、求人原稿がクリックしてもらうかに関わる重要な部分なんです。下記が求人の検索一覧なのですが、タイトルの下に表示されているのは「こんなことやります」の冒頭部分。

つまり、タイトル・職種・社名を見て、「お、ちょっと面白そうだけど実際なにやるんだ?」と思った人がここをチラッと読む。なので、原稿をクリックする or しないの分かれ道になるとも言えます。改善点はこちら。

■冒頭の3行に全力投球
書き出しに、会社・仕事・職場環境の強みとなることを持ってくる。おおよそ、「なにをやっているのか」で絞ったアピールポイントになるかなと思いますが、数字などで具体性を持たせながら伝えられると尚良しです!


最後に、写真について

<TOP画像>
バンクさん、とてもオシャレな画像です…!ただ、どんな人が働いているのかが見えることって企業が思う以上に重要なのです。
ベストなTOP画像の条件は、、、

■社員が3~5名写っている(最低でも2名以上、男女バランスよく)

■自然な写真(カメラ目線でピースというより、談笑風景や普段のMTG風景など)
採用ターゲットやブランディングの方向性にもよるとは思いますが、企業の知名度や職種に関わらず、応募を獲得で来ている求人原稿の共通項です。


<原稿中の写真>
写真のセレクト、とても素敵です~!項目にあった写真がビシッと入っています。私が改善をするとすれば、、

■写真サイズを揃える(不揃いだとそこに注意がいってしまいます)

■キャプションはシンプルに(長文のキャプションは読まれません。1~1.5文がおススメです)



社外の人が知りたいことと、企業が伝えたいこと温度差があったりするので、求人原稿の作成は、簡単そうで意外と難しいことの1つだなと感じます。ただ、原稿ひとつで応募数がぐっと伸びるということも珍しいことではありませんので、少しでも採用活動の参考にしていただければ幸いです。


求人原稿も含めて、自社にはどんな採用活動が有効なのか相談したいという方は、「30分無料で採用相談会」オンライン限定でやっていますのでお気軽にご相談くださいませ!
採用相談会はこちら → https://form.run/@casterrecruiting


これから、「勝手に○○な会社の求人原稿を改善してみた」シリーズを毎週更新していきます!


ありがとうございました~!

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