番外編「Nizi Projectを観た話」

 観終わった~!!!
 NiziUのライブを数日後に控えた今日、Nizi Projectをようやく見終わりました。
 高校生の時にKARAにはまり、最近KPOP熱が再燃して先日はTWICEの東京ドームライブに参加することができて、今回はNiziU!

 NiziUは、TWICEを聞いていておすすめで流れてきた曲を、なんとなく聴いていたのが出会いです。最初は正直変な曲だな~と思っていたのですが、謎の中毒性がある様で、何度も聞いているうちにどんどん好きになってしまい、今回ライブに参加することにしました。
 
 ただ、ライブに申し込んだ時点では、PVしか見ていなかったこともあり、まだ一人一人の顔と名前も一致しない状態でした。
 かつてKARAが本当に大好きだった僕は、グループがばらばらになってしまったとき本当に自分の胸が引き裂かれるような想いをしたので、また大好きになったグループが無くなるのが怖くて、ある程度の距離を保てるように自分で線を引いてしまっていたのかもしれません。

 でもせっかくライブに参加するなら虹プロ見てからの方が楽しいよな・・・と思って見始めたのが運の尽き。
 もう、本当に面白い。
 オーディション番組で、誰がデビューするのかもわかった状態で見ているのに、なんだこの面白さは!
 人が夢に向かって努力する姿、厳しい評価をされてもめげずに挑戦する姿、プレッシャーをのりこえて最高のパフォーマンスをする姿
 本当に応援したいしと思ったし、何回も泣きました。
 全員の名前も覚えたし、歌声だけで誰が誰かも判別できるようになりましたよ!
 そしてまずJYParkのファンになる!
 尊敬する漫画家である井上雄彦さんに続いて、作品だけでなくその人自身を尊敬できる人に出会えました。

 僕が特に印象に残っている虹プロエピソードを2つ紹介しようと思います。
【1】ニナのI'll be back
 ファンの皆さんの間ではきっと伝説になっているようなシーンなのではないでしょうか。
 東京で合宿が始まり、JYParkの前でダンスのテストをしたときに酷評されたニナ。
「練習せずに遊んでいた人みたいです。このレベルでは歌手になれません。ニナさんは美人で、スタイルもよくて、才能に恵まれているのに、ニナさんの努力だけが足りないです」と、中学生の女の子に言いすぎだろ!と思ってしまうような評価を受けていました。
 ニナは、ご飯も食べられないほど落ち込むのですが、その後気持ちを切り替え、同日の夜に行われる歌唱力テストに臨みます。
選んだ曲は2PMのI'll be back。
 いいですか!「歌唱力」テスト!「歌の」テストなんです。上手に歌を歌えばいいんですよ!
 でもニナは、曲が始まってすぐに、歌いながら自分で考えた振り付けでダンスを踊りだすんです!!!
 なんというメンタリティー!!!
 あんなにダンスを酷評されたのに!あんなに落ち込んでいたのに!

 もちろんその場に来る前から練習はしてきていたのだと思いますが、ダンスを辞めて歌だけ披露することもできるわけです。しかもあれだけダンスを酷評され、順位も低く、歌では何としてもいい評価をもらいたいと思ったときに、守りに入るのではなく攻める姿勢。ダンスも私はできるんです!もう一度ダンスを見てください!と言わんばかりのパフォーマンス。
 しかも歌詞がいい!もとは自分から離れていく彼女への気持ちを描いた歌なんですが、サビの歌詞で「I'll be back 愚かといわれても たとえ止められても 運命ならだれにも曲げられない」という部分が二ナのデビューへの強い思いとリンクしている気がして、勝手に感動していました。

 二ナが歌が上手いことは知っていましたが、負けん気の強さ精神力も知れたエピソードでした。

 その攻めの姿勢、見習いたい、、、


【2】アヤカが自分の想いを口に出す
 こっちはどうなんでしょう。有名なシーンなんでしょうか。
 韓国の合宿の最中、参加者たちの本音を知りたいということで用意された個室には、参加者全員の写真と、ホワイトボードと、「13人全員のデビューが不可能であったら、自分が思うNiziのメンバーは何人ですか?」の文字。
カメラを通して、JYParkは参加者たちの様子を見ています。
 ここで見られていたのは、誰がたくさん選ばれるのか、ということではなく、自分自身をメンバーに入れるのかということでした。
 中でもひと際JYParkが気にしていたのがアヤカです。
 彼女は、東京合宿に参加する前のオーディションの時点で、実力は足りなかったのですが、誠実に努力することをJYParkと約束して合格ました。東京の合宿では約束通り努力してきた証として成長した姿を見せ、韓国合宿のメンバーにも選ばれました。
 しかし、韓国に行くメンバーの中で順位は最下位。単純な実力では自分が劣っていることもわかっていて、インタビューでもあまり欲を出すシーンが見られません。他のメンバーが「上位に入りたい!」「1位になりたい!」と答える中、「最下位じゃなければいいです、、、」と答えている姿にやきもきさせられます。
 天然で話し方もおっとりしていて、いつもにこにこしている印象のアヤカは、必死さや頑張りをあまり表に出すことは無く、「どれぐらいデビューしたいって思っているんだろう?」「本当に心からデビューしたいのかな?」と思ってしまっていました。
 そんなアヤカを知っているJYParkは、「今のアヤカさんに必要なのは自信だから、”絶対に”自分をメンバーに入れてほしい」と口にします。
 何人かのメンバーを選んだあと、最後に自分の写真を持って少し迷うアヤカでしたが、何かを決心したその右手はまっすぐホワイトボードに伸びて自分の写真を張り付けました。
 自分をNiziのデビューメンバーに入れたんです!
「そう!そうだよ!心意気はそうでないと!」それを見た時のJYParkのうれしそうな顔が忘れられません。

 その後のインタビューで「なぜ自分の写真を入れたんですか?」と聞かれたアヤカは、
「自分がメンバーにふさわしいかと言われるとわからないんですけど、もっと成長するために努力できる自信はありますし、いいこと(自分がデビューするということ)を言葉にしたら、それが現実になるんじゃないかなと思ったので(自分を)入れました。」と答えます。

 なんだよ!!!!ちゃんとデビューしたいんじゃん!!!!
韓国で半年過ごすことを覚悟して来ているんだから、よく考えたらデビューしたいのは当たり前なのですが、普段から自分の欲をストレートに口にしてこなかったアヤカが、まっすぐ自分の目標を口に出すようになったことが本当にうれしかったんです。

 目標を口に出すことって怖いですよね。口に出してしまったことで現実味が増して、かなわなかったときにより悲しく、悔しい思いをするし、周囲の人の目も気になるし。
 自分の実力が足りていない自覚がある状況でも、デビューしたいという目標を口に出して、それを叶えたいという想いが感じられ、アヤカの中の強い決意を見ることができて本当に感動しました。


以上、僕が虹プロで「特に」印象に残ったシーン2つでした!

みなさんの感動シーンもぜひ教えてください!
今週末のライブ、楽しみましょう!!


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