フィギュアスケート演技中の拍手

https://note.com/yz6ytdgs/n/n8c21c1457008

言葉はちょっと違ったけれど、フレンズプラスの映像はこちらです。

if..もグラスカも、ジャンプを演技に溶け込ませることを目指しているんじゃないかと思って見てました。
if..はジャンプの前後にさまざまなエレメンツを散りばめて、ジャンプを降りたからといって、拍手されるのを待っていない。
グラスカは音楽に合わせてステップのようにジャンプを跳びまくるので、観客がいちいちジャンプに拍手をしていられなくなる。

FaOI幕張のインタビューを聞いて、羽生結弦さんはその狙いが当たったという手応えみたいなものを感じたのだなと思いました。

これに続くインタビューの中で、アマチュア時代の縛りから解き放たれて、やれることが増えて、いろいろ試す中で得られた手応えに自分の成長を実感できたのか、ちょっと謙遜して戯けた口調を混ぜながらも満足しておられる様子の羽生結弦さんに見えました。

実は僕も、演技中の拍手がないことは感じていました。
そして、それは観客が羽生結弦さんの演技の世界に没入しているからだということもよく分かりましたし、それを好ましく感じていました。
これは、GIFTの「あの夏へ」でも、プロローグの「いつか終わる夢」でも感じました。
僕ですらそうポジティブに捉えていたのだから、当の羽生結弦さん自身は、なおさら肯定的に捉えていたと思います。

それどころか、羽生結弦選手はアマチュア時代から、ジャンプで観客に拍手させない演技を試していたのではないかと感じるのです。

例えばトリプルアクセルのツイズルサンドはジャンプの後にすぐに動きを入れるif..のようだし、「天と地と」の3A-2T、3Loはグラスカのようにジャンプで畳み掛けることで拍手のいとまを観客に与えない。

実際、フィギュア新参者としては、ひとつの作品としてプログラムを見る時には、拍手は邪魔だなと感じていました。

また、ファンタジーオンアイスでコラボするアーティストさんの立場にたつと、歌ったり演奏している最中に思わぬタイミングで拍手が沸き起こるのは、パフォーマンスの邪魔になるだろうなと思っていました。

以前、ワイドナショーで清塚さんが冗談めかして言っておられましたが、、、まぁ、冗談だと思います。プロですからね。
他のスケーターさんとコラボした他のアーティストさんたちも同じくプロとして全てを了解のうえで "アイスショー" に出演しているはずなので、フィギュアスケートの慣習である「ジャンプに拍手」を問題にしておられるとは思いません。
ただ、僕が、若干気になったというだけです。


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