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マンゴーをSNS時代に効率よく販売する仕組みづくりについて11章

1.分身と知名度

それでは、各SNSの説明に入る前に知名度について軽く触れることにする。インターネットにおける知名度は、SEOと広告で成り立っている。それは無いかというとブラウザで何かを検索してもらえればわかると思うが、最初に公告が表示され、その次に検索に対してよりユーザーが求めているであろうページを優先的に表示してくれるシステムがある。

これを我々庶民は検索エンジンと呼んでいるが、この検索の上位に載るという事が、知名度戦略の最も基本となるところである。例を挙げると下の図のようになる。下の図は某Y検索サイトで(マンゴー フリマ)で検索した結果である。

SEOにおける知名度

・黄色

黄色で囲った二つの記事はおそらく広告であろうと推測できる。www.mercari.comという事なので、メルカリはフリマという言葉に対して恐らく広告費をかけているのだろうと推測することができる。

・水色

この水色は、私のYouTubeチャンネルである。近年は、Youtubeチャンネルが検索上位に上がるようにSEOが変化したので、このように動画が、優先的に上位に上がるようになっているというわけだ。

結局のところ本書が目指す知名度の最も基本となるのが、このSEOとなるわけだが、それ以上に重要となるのが顧客の口コミリストである。それに関しては各フリマアプリもしくはレンタルショッピングカートの評価で確認していただきたい。SEOは、それを運営している検索エンジンによって変化し続けているので、はっきり言うとこれの対策はホントに基本中の基本出るとしか言いようがない。さらにこのSEOだけに依存した知名度維持はそのシステムが変化すると秒で無くなるものであると言わざるを得ない。

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口コミリスト

そのSEOに対し、こちらは実体のある口コミリストになる。現在私が、ビジネスを展開し続けるうえで、基本としているのが、モール型フリマアプリとレンタルショッピングカートである。この二つに関しては、すでに記載のとおりである。新しく改変した図で順序立てて説明しよう。

まず、パッケージソフトであるが、こちらを利用する価値は全くない。時間的コストと初期費用さらにサーバーとドメイン利用料がかかるため固定費がかかることになる。さらに自前のサーバーを構築する場合には、その運営費として変動費もかかることになるわけだ。インターネット時代において変動費を限りなく下げることができるようになったのですでにパッケージソフトによるショップ運営は時代遅れとなっている。

次に、口コミリストを蓄えることができるのが、このレンタルショッピングかーとになる。私はBASEというショッピングカートを利用しているが、このBASEには、レビューという機能があり、これを開放すると購入者が販売物の評価をすることができるようになっている。BASEにおける知名度戦略は以下のとおりである。

お客様を集める
・SEO設定
「検索キーワード」と「説明文」を設定して検索エンジン対策。
無料
・Blog
ネットショップの売上げアップに有効なブログを簡単に作成して、公開をすることができます。
無料
・BASEライブ
ライブ配信を通じて商品の売買はもちろん、質疑応答や製作風景をお客様に伝えることができます。
無料
・おとりよせネット
お取り寄せ情報サイト「おとりよせネット」への1品無料掲載!
無料
※Apps内課金あり
・プレスリリース配信 by ValuePress!
ショップ情報をメディアに届けるプレスリリース配信サービス。
無料
※Apps内課金あり
・広告出稿 by Lisket
わずかな手間でリスティング広告を設定することができます。
無料
※Apps内課金あり
・Twitter広告「オートプロモート」
月額9,900円の固定額で長期的に安定したマーケティング活動を行えます。

そして私が、最も力を入れているのが、このモール型フリマアプリである。こちらは、各フリマにアクセスしていただくと口コミリストをだれでも閲覧することができるようになっている。この口コミの評価が高いほど知名度は上昇することになる。

最後に専用システム構築に関してだが、こちらは起業した後に作るものになるので個人事業主には必要ない。また初期費用にコストがかかり、月額の利用料も取られ経営または運営における難易度もパッケージソフトとそん色ないほどである。

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分身力

以上を踏まえて、分身性が高いものについて解説するが、これは難易度のところを見てもらえればわかるが、星が少ないほど分身性が高いことになる。まずパッケージソフト、専用システム構築に関しては、一つのWebページを作ることに手間がかかる。これでは、無限に増殖するネット記事のインフレにはついていけないだろう。そこで、レンタルショッピングカート、モール型フリマアプリが重要となる。

まず、レンタルショッピングカートは、かなりの数の企業が提供しており、現在は乱立状態である。BASE、STORES.JP、FC2ショッピングカート、ゼロショップ、イージーマイショップなどがそれである。つまり、大量生産をしてチェーン展開を留守事が可能なのである。しかし、これは個人店がまばらに増える程度の力しかなく、デメリットとしてネットショップ一つ一つを管理しなければならないという時間コストがかかるようになる。ショップを増やすごとに時間コストが倍になるというお粗末な仕組みなので乱立はお勧めしない。

そこで、スマホ一括管理が可能で、マーケティングを行う必要がないモール型のコンテンツが今後最有力候補となる。それは、フリマアプリである。筆者は、noteでフリマアプリの情報を発信しているが、それらはほぼすべて、スマホで事足りるようにできている。たとえば、メルカリ、ラクマ、ヤフオク!、PayPayフリマなどである。さらにこれらにSNSの拡散力を加えることで、分身力と知名度を利用することができる。フリマの出品物をTwitterで共有するなどがこれにあたる。つまり共有する媒体が多ければ、分身力は飛躍的に高まるという事に他ならない。

さらに、一部のレンタルショッピングカートやフリマアプリには、顧客に有利な特典がついている。それはポイントやクーポンなどである。これを活用することで、顧客の購買意欲は飛躍的に上昇するだろう。下にそれらの図をまとめたものがあるので参照していただきたい。ちなみに蓄積性があり流動性も高い案件たとえば、Tポイント、楽天Point、楽天ペイにおける決済手段などが利用できるメリットは非常に大きいだろう。このように知名度を上げるためにはあらゆる物やサービスを利用するという事が重要となるわけだ。

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2.SNSマーケティング論におけるツール

それでは本題に入ろう。筆者の行動理念つまり目的は、マンゴーを売って稼ぐことであるが、そのための手段として、SNSマーケティング群を構築し資金を調達しさらにそれらを用いて起業するという手段を取っている。それらは知名度を上げ稼ぐための手段であることを、10章でも書き綴った。その知名度を上げるための構図が生産者と消費者の取引で発生する信頼関係が重要となる。たとえば、フリマアプリ、ブログ、Twitter、Youtubeチャンネルを活用するなど様々な方法を利用することになった。

また、消費者や顧客には有益なコンテンツを還元する。私の場合マンゴーになるわけだが、これを読んでいる読者もその点に関して、有益なコンテンツ、プレゼント、を用意しておく必要があるといえるだろう。それに関しては再度説明するが、本書におけるSNSツールというものを体系的にまとめたので紹介したい。本書は、全四部構成となっているが、起業に関しては、開業や個人事業主も含まれる。

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第一部におけるSNSツール

第1章から読んでもらえればわかると思うが、私は、ブログから始まり、Twitter、note、電子書籍と手を広げInstagramやYoutubeなどの配信サイトまたは動画共有サイトも活用してきた。

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これを読んでいる読者も使っているツールやサービスがあるだろう。これらはSNSレバレッジ論で説明した通りすべて媒体である。この媒体を活用することが第一部の主たる活動内容であった。特にnote、Twitter、Youtubeの力は大きく、フリマアプリにおけるSNSマーケティング群のVSCとなっている。それについては第一部を読んでいただきたい。

第二部におけるSNSツール

この第二部においては、メイン媒体となるWeb2.0系の旧媒体とWeb3.0に相当する新媒体などを組み合わせることでSNSマーケティング群を構築してきた。

このなかでも特に注目を高めるのが、LINE公式サイト、IoT通信アプリのIFTTTである。これらを使う事で、SNSツール全体にレバレッジをかける事ができるようになった。つまり分身力が飛躍的に向上し知名度上昇に貢献したことになる。

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第三部におけるSNSツール

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