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アナーキーについて

アナーキーは、日本のパンクロックバンドである。漢字では「亜無亜危異」と表記する。
バンド名は、セックス・ピストルズの著名な楽曲「アナーキー・イン・ザ・UK」から命名された。
1978年、埼玉県和光市の団地育ちのメンバーを中心に結成された。

1979年にヤマハ主催のアマチュア音楽コンテスト「EastWest」で優秀バンド賞および最優秀ボーカリスト賞を獲得。翌1980年にシングル『ノット・サティスファイド』、アルバム『アナーキー』でビクターインビテーションよりメジャーデビューした。
デビュー当時は全員国鉄の作業服(ナッパ服)を着用し、髪を逆立てたスタイルだった。ザ・クラッシュ、セックス・ピストルズのような性急なリズムと反抗的な歌詞の音楽は、当時の中高生を中心に人気を誇った。

デビューアルバム『アナーキー』は日本の皇室を揶揄する歌詞であったため、発売元のビクターが右翼系の政治団体から抗議を受け、回収措置を取るに至った。後にこの曲を削除して再発されている。

私は中学生の時に友達にレコードを借りて聴いた。
暴力的なヴォーカルとソリッドなサウンドの虜になった。
仲間と音楽を始めたきっかけとなったバンドだ。

業界内でもファンは多く、北野誠、薬丸裕英、小泉今日子、中村獅童、音楽関係では尾崎豊、ボアダムスの山塚アイ、THE MAD CAPSULE MARKETSのKYONO、ザ・クロマニヨンズの甲本ヒロト、頭脳警察のPANTA、Theピーズの大木温之、eastern youthの吉野寿、ロリータ18号のマサヨ、JUN SKY WALKER(S)、BUCK-TICKの今井寿、山下達郎などがファンを公言している。

しかし一方で、歌詞の内容やサウンド、アクションに対し「クラッシュの模倣である」という批判も多く、同時期に活躍していたパンクバンドTHE STALINの遠藤ミチロウは当時、雑誌等で「あいつらはライブで『俺たちは政治のことを考えてるのに皆外でテニスをやってやがる!』みたいなこと言ってるけど、あいつらのライブに行くより外でテニスでもしてたほうが健康的でいい」と、アナーキーを批判していた。

1986年にはギターのマリが元妻を刺し逮捕されたため「THE ROCK BAND」と改名するが、メンバーのソロ活動が活発になり活動休止状態になる。その後、1996年に新メンバーを加え活動再開したが、2001年に再び活動休止となる。

2013年、オリジナルメンバーで新曲発表とライブを行う。2017年、マリの死去後に残されたオリジナルメンバー4人でイベントライブに出演。翌2018年、オリジナルメンバー4人で「亜無亜危異」名義で活動を再開した。

今日は久しぶりにアナーキーで飛び跳ねよう。

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