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落選から10週目。 消防団について考えてみる。

みなさんこんにちは。
ゆざわ一貴です。

先日、読売新聞のニュースで気になるものがありました。

私も地域防災の必要性をかなり感じているし、
地域のために自分で出来ることは行いたいという思いから
消防団には所属しています。

今回取り上げられている『消防団の服装』についてですが、
そもそも消防団へ入団を希望する人は
最寄りの消防署へ行くと入団手続きができます。

誰でも入団できるわけではなく、
年齢制限や健康状態をチェックされます。
健康診断へも公費負担で行くように指示されます。

健康状態に問題がないと、
次にカラダの寸法を測ります。

その後少しすると消防署より
大きなダンボール2箱分くらいの装備品が支給されます。
取りに行くのが大変なくらいの量です!

大まかな内容は
式典等に参加する際の制服上下と帽子。
活動の際に着用する活動服上下とアポロキャップに安全帽。
火災が起きたときに着用する防火服上下と防火ヘルメット。

その他、靴だけでも革靴、安全靴、防火長靴と3種類あります。
手袋も式典用の白手袋、活動用の手袋、防火手袋。
冬用のジャンパーも2種類。
活動服は夏冬用。
装備品を入れるバックはウーバーイーツのあのバックより大きいです。

これ以外にもまだまだあります。
しかしなぜこんなにも装備品があるのか。

それは『命を守らなければならない』からだと思います。


今回のニュースで
『火災現場に出動する際、防火服や活動服の着用がルールだが、
 これに対し団員が「自由な服装で出動させてほしい」と希望』
とあります。

以前はTシャツで火災現場に来て注意をされたとありますが、
正直信じられません。
火災現場は真剣勝負そのもので
いつもやさしい団員の先輩たちや消防署の方々も、
気安く話しかけられないくらいの緊張感が漂っています。

消火活動が終わった後にやっと笑顔が見えたりしますが、
その顔はススで汚れていたり、
カラダも放水された水でびしょびしょだったりします。
そんな現場にTシャツでこられても怪我をされては困るだけです。

消防団員は訓練を含め
出勤すると勤務手当が発生します。
消防団員のなかにはそれを目当てにされている方もいると聞きます。

かりに勤務手当も魅力だと感じる方がいたとしても
訓練を真剣に行ってくれて、
有事の際には地域の命を守ってくれるのであれば
私は構わないと思っています。

みなさんはこの事件をどのように感じていますか。
私は当事者の意見を聞いていないので
退団された方たちの真意はわかりません。

ただ、もし意見の相違によって
自分たちの町と命を守るために立ち上がった方々が
集団で辞めてしまうということをとても残念に思っています。

他人ごとではなく自分ごととして
消防団の在り方については今後も考えていきたいと思います。



所属する荏原消防団(東京都品川区)での年末夜警活動

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