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落選から7週目。 自転車のあり方について考える。その1

こんにちは。ゆざわ一貴です。
私は乗り物のを自分で運転することが大好きで、
中学生の頃より購入する自転車は21段変速のスポーツタイプ、
車も学生時代はスポーツタイプ、オフロード車、に乗っていました。
オートバイも好きだったので、親に内緒で免許を取り、
250cc、400ccのこちらもスポーツタイプに乗っていました。

学生時代、アルバイトや親から資金援助して購入した車やバイクでしたが、
一番アタマを悩ませていたのが『維持費』。
各種税金のほか、メンテナンス代、ガソリン代、そして保険料。
背伸びして購入した相棒たちを動かすために
自分の食べ物を我慢してガソリンを注いでいた日々でした。
なので任意保険は価格の安さだけを重視して加入していました。

また自転車においても、
都市部における自転車事故が増加傾向にあることを背景に
東京都では令和2年4月1日から
「東京都自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が改正され、
自転車利用中の事故により
他人に怪我をさせてしまった場合などの損害を賠償できる
「自転車の利用によって生じた損害を賠償するための保険・共済」
への加入が義務となりました。

2023年5月現在、自転車損害賠償責任保険者への加入促進を
条例化している自治体は全体の8割以上に達しています。
【義務】(32自治体)
宮城県、秋田県、山形県、福島県、栃木県、群馬県、 埼玉県、千葉県、
東京都、神奈川県、山梨県、長野県、 新潟県、静岡県、岐阜県、愛知県、
三重県、石川県、 福井県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、
広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、大分県、 宮崎県、鹿児島県
【努力義務】(10自治体)
北海道、青森県、岩手県、茨城県、富山県、和歌山県、 鳥取県、徳島県、
高知県、佐賀県

ただし、条例で義務としている自治体で加入をしていなくても
罰則はありません。
なので、万が一事故を起こしてしまった場合、
被害者に対する治療費や慰謝料を支払う責務が生じますが、
それらを全て自腹で支払える財力と覚悟があるのであれば
意味加入をしなくてもいいのかもしれません。

しかしながら実際に起きてしまった過去のケースを見ると
○平成25年 神戸地裁 9521万円(死亡事故)
○平成23年 大阪地裁 6223万円(後遺障害2級3号)
○平成15年 東京地裁 5438万円(死亡事故)
と、すごい金額!
決して軽んじてはいけないことがわかります。
それでもau損害保険株式会社の調べによると、
令和3年時点での
全国平均加入率は62.6%
義務化地域での平均加入率が66.5%
最高加入率は京都市で77.9%
最低加入率は沖縄県で31.8%
東京都は66.1%
という結果だそうです。

ただし、加入しない理由のなかには、
火災保険、傷害保険、自動車保険の特約において
カバーしている可能性もあるので、
上記の数字以上の方が自転車保険に入っていることが推測できます。

保険料は車やバイクと比べれば大変安いので、
悩んでいるのであれば是非加入すべきだと思いまが、
それでも一般的な自転車保険は、年間一人当たり約2000円。
家族で入るとオトクというプランでも、4500円程度。

10代、20代の加入率が低いという調査結果は、
自分の学生時代を考えると
なるべく出費を抑えたいという衝動は
掛け捨てで『必要無駄』となる保険料へと来てしまうのではないかと。

なお、令和5年に品川区が行った調査によると
品川区の自転車保険加入率は36%と全国的にみても大変低い。
この数字を区がどのように捉え、
今後どのように進めていくのかを調査し、
もし他の保険によって賄えていないようであれば
最低でも、まずは全国水準までは引き上げていく必要があると考えます。

次回は
もうひとつの努力義務、
『自転車走行時のヘルメット着用』について考えていきたいと思います。






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