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落選から16週目。 品川区の環境への取り組みについてつぶやいてみる。

こんにちは。ゆざわ一貴です。
暑い日が続いていますが、みなさん体調はいかがでしょうか。
エアコンをずっと使っていて電気代の請求が怖いかもしれませんが、
扇風機も上手に活用しながら
水分補給だけでなく、塩分もしっかりと摂取して
この夏を乗り切っていきましょう!

ちなみに我が家では、
塩分チャージ + 免疫力UP + クールダウン を
梅干し・納豆・ガリガリ君(氷菓子)によって補っています(笑)


今年は観測史上最も暑い夏といわれていますが、
そのワケは『偏西風の蛇行』『高気圧の2階建て』だとされています。
『地球温暖化が影響でしょ』と一言でまとめる方もいらっしゃいますが
いずれにせよ原因があり、その結果厳しい暑さとなっているわけです。

では我々はどのようにこの暑さを乗り切ればいいのでしょうか。
個人、地域、国、そして世界レベルで
真剣に考えなければならないのが環境問題です。

世界レベルでは
地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を抑えるため
削減目標をパリ協定で定めて2015年にCOP21合意され、
世界共通の指針となる目標と定めています。

国レベルではその共通指針をもとに、各国独自の削減目標を定めています。
しかしながら目標達成が出来ているかというとそうではないようです。

上記表のように1990年に比較した2020年のCO2排出量を見ると
日本ではー6%となっていますが、
さらにカナダはで+24%、ブラジルは+109%、
インドは減少して+276%。中国に至っては増え続けて+356%!

それに比べてヨーロッパ諸国では
EU27カ国では-31%、-ドイツ37%、-イギリス45%と、
高い目標達成度(変化率)を実現しています。

こうした国レベルでの目標達成度(変化率)の違いには、
削減に向けた国家戦略をまずは国民や企業に理解を求め
『国の意識=国民の意識』を達成させることにあるように思います。

その結果、例えばファッションへの意識が高いフランスでは
新しいブランド品に高い価値観を持つだけでなく、
古着市などアパレルを再利用する動きが進めていたり、
ドイツでは再生可能エネルギーのみを提供する電力会社が
多数運営したりしています。
イギリスでは2024年9月までに石炭火力発電からの完全撤退を表明し、
2040年までにガソリン・ディーゼル車の新車販売停止を決定しました。


各国によって文化や価値観、生活様式は様々ですが、
国はそういったことを理解したうえで、まずは国民の理解を得ること。
そのうえで温室効果ガス削減に向けた取り組みをしなければなりません。

下記図のように、圧倒的に中国のCO2排出量は多いですが
国民一人当たりの排出量では、日本は中国より上で世界9番目。
世界平均の約2倍であることを事実として知っておくべきです。

私が住んでいる品川区にも環境に対しての取り組みは
行政・議会ともに熱心に議論を重ねていまして
去年、『エコルとごし』という環境学習施設がオープンをしました。
https://ecoru-togoshi.jp/

エコルとごしは都内公共建築物で初めて『Nearly ZEB』を取得していて、
省エネだけでなく、地熱利用や太陽光発電など、
自らエネルギーを創り出す(創エネ)環境配慮技術を
数多く採用しているのが特徴です。

また施設では体感を重視した展示や多彩なイベント・講座で、
特に子どもたちには環境を楽しみながら学ぶことができますので
大人の方も含め、ぜひ一度お越しいただければと思います。


品川区ではエコルとごしを先頭に、
現在建設中の新庁舎や区内公共施設については
創エネ効果のあるものにすべてしていく方針です。

しかしながら、まだまだ縦割り行政の部分もあって、
「環境への取り組みに逆行?」と思ってしまう部分も残っています。

品川区では『使い捨てプラスチックごみ削減』を目指し、
『マイボトル』を推奨しています。
ご紹介したエコルとごし施設内には『ウォータースタンド』が設置してありマイボトルを持参すればどなたでも無料で利用ができます。

このウォーターサーバーは今後は
区内各所に設置してほしいという要望をしていますので、
マイボトル(水筒が)が普及すればとてもありがたい取り組みとなります。

ちなみに区立小学校に通う子どもたちは
全員水筒を持参して通学していますので、マイボトル率は100%です。

ところが品川区の区民プールでは
なぜか『ペットボトルかプラスチック容器のみ』としています。

たぶん、水筒にアルコールを入れてきた方がいたから禁止にしたとか
何かしらの理由があってのことだと思いますが、
やはりここはしっかりと方針を統一してほしいです。

「見落としていた」というのであれば、早急に修正すべきです。

すでに同期の議員より担当課へ伝えていますが、
元議員として一言だけ言わせてください。

「区の職員の皆さん、議員の皆さん、誰か気付いてよー!」

そういう私も区民プールを活用して気付きました。
ということは職員や議員は誰も利用していないということかでしょうか?

地域の方からもまったく声はあがってないのであれば、
まだまだ区の方針が区民に浸透していないということにもなります。

国も、自治体も、そして家族間でも、
環境に対しての意識を共通のものとする努力が
はじめの大切な一歩なのかもしれません。

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