雑記:天職
「なんでこんなこともできないの?笑」
「算数習ったよね?」
「話聞いてた?メモ取ってなかった?」
「頭悪いわけじゃないんだからちゃんとやろうよ」
私が20代前半で、きっと「ありがとう」より言われた言葉たち。
わたしはなにもできない人間だ。
わたしにいきてる価値は無い。
23歳で死ぬと決めたけど肝臓が悪くなっただけで死ねなくて、25歳までには死ぬと決めて25歳になった。
22歳から23歳の夏
某クロネコの運送屋さんにいた。
割とイージーな仕事なんだけど、あんまり女性のパートさんたちに好かれなかった。
おじいさんやおばあさんからは凄く好かれる。
お客さんからも可愛がって貰えた。
ドライバーの男性もみんな優しかった。
マルチタスクが苦手な私を、だいたいの人はおっちょこちょいと笑ってくれる。
ドジ・天然・明るい・愛嬌がある。
これは私の武器だと思う日もあった。
でもなぜか、女性に嫌われる。
あくる日出勤したら50代のパートさん2人に喫煙所に呼ばれ、「あんた媚び売るんもいい加減にしな!頭にくる!」と怒鳴られたあの翌日は原因が明確ながらも不明な高熱が出た。
ドジ・天然・明るい・愛嬌がある。
は、時に敵から見ると嫌な意味での武器に見えるんだと学んだ。
結局クロネコのところはパワハラを訴えて辞めた。
主犯格の人は辞めさせられたらしい。
大手企業のコンプライアンス担当の方は本当にすごい。
びゅーーーんと飛んで話を聞きに来てくれる。
「あなたは悪くないと思います。辞めなくてもいいんです。」と言われたけど居心地が悪くやめてしまった。
23歳の秋は医療事務の資格を取った。
割と簡単に受かってしまった。
医療事務の仕事の面接では常に「月に2度、通院のため休む」と伝えた結果どこも受からなかった。
ADHDで、なんて言ったらもっと受からなかった。
ダメ元で受けに行ったハローワークの障害者雇用窓口。
ザクザクと求人が出てきて、事務の仕事を見つけた。
「とりあえず申し込んでみましょう!倍率高いのでダメ元で!」と、ダメ元で行った先のハローワークがダメ元で求人募集先に電話をかけてくれて、面接をして、めっちゃ簡単に受かった。
結構色々想定外もあって、帯状疱疹・摂食障害・ストレスからの吐き気と不眠に悩まされることにはなるが、冒頭に書いた言葉たちより「ありがとう」を貰うことが多くなって私自身がびっくりしてる。
何が変わったか考えると、接客業ではなくなったことによってマルチタスクの案件が無くなった。
本当にそれくらいしかない。
私、マルチタスクができないだけなのかもしれない。
あとできないのは、部屋の片付けとお洗濯を洗濯機から取り出すことと洗濯物を畳むこと。
それと人の顔色を読まずに話すこと。
もうなんだか人間になった感じ。
部長と別の課の人達はめっちゃ人間として扱ってくれるし、私、人間なのかもしれない。
ずっと自分のことを化け物だと思ってるんだけれど。
ずっと接客業が天職と思っていたけれど
割と事務もよかった。
今お仕事で悩んでる人は
全然違うジャンルに足突っ込んでみても人生楽しいかもしれません。
夜中の戯言。
こんな雑記を読んでくれてありがとうございました。
ふええええええええええうれしい!!!!ありがとうございました!