春、暖かく。(雑記)
私は春になると睡眠時間が長くなる。
夏になるともっともっと長くなり、昨年の夏は仕事から帰ってすぐ気絶するように眠り、途中で起きて風呂に入り、また眠る。
平日でもなが〜く寝てしまうので精神科の医者に相談すると
「よく春になると暖かくなって、外に出たくなるからか鬱の人は軽くなるし、部屋から出ない人なんかも出るようになったりすると聞くが逆だなあ、」
なんて話したのが5月10日の昨日のこと。
5月11日
最近の気温の上げ下げは激しいが今日はとても「春らしい」機構だった。
しかし私は昨日も早くに寝て、今日は12時過ぎまで寝て、16時までは競馬中継をみて過ごした。
さすがにまずいなって思った。
外に出ないとならない気がしたのと、冷蔵庫に野菜がなかったから、スーパーに行くことにした。
徒歩10分程の道のり、
いつも見る景色
交差点には所々人がいる。
なんとなく斜めあたりに赤い服を着た人がいるのはわかっていた。
スーパーでは一旦野菜を見て回ってから何を買うか選ぶのだけれど、やはり赤い人がいる。
肉コーナー、目当ての肉を手に取ってカゴに入れ、顔を上げると赤い服を着た人が前にいた。
こっちを見てる、というか、私がかったるくて短パンを履いたが故に、そこから出ている足を見ている。
気持ち悪かった。
赤い変なおじさんと目が合ったのでとりあえず全力で睨んで見たところ、おじさんはそそくさと店の外の方へ行った。
やはりおかしい、ヤバいやつやん、と思って
でも赤い変なおじさんは帰ったし買い物を進めて。
きのこの買い忘れに気づいたから元の道を戻ろうと振り返ったら、またおの赤い変なおじさんがいた。
このとりあえずやばそうな感じのおじさんが見えてるのは私だけなんだろうか?
誰も気づいてなさそうだし、
かと言って脚と顔をジロジロ見られてるだけで
なんか挙動不審に私の周りを歩かれてるだけで、
ただ、変なおじさんってだけなので
店員さんに
「このおじさん、変なんです!」
とはさすがに言えない。
志村けんのコントでも確か胸を触られるとか、ベッドの下からむくっと出てくるとか、
1人でニヤニヤしながらバキバキの目で見つめてきた、という事だけでは近くの人に「変なおじさん」の存在は伝えてなかったしと思った。
ここからスピード上げてレジを終わらせて、
無駄にいつも通らない大通りを余分にくねくね曲がって、後ろを何度も振り返って帰った。
じわりと汗をかく季節。
春。
家に帰りふと
志村けんの「変なおじさん」の解像度の高さに感動した。
確かに私が今日みたあのおじさんは「リアル変なおじさん」だった。
志村の魂を感じた、2024春。
ふええええええええええうれしい!!!!ありがとうございました!