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ぼくと正義の話をしよう

正しいって何でしょう?

正しいって言う言葉、英語ではJustice(正義)と言う単語になります。
この正しいと言う言葉は、英語で言うJusticeと同じなのでしょうか?

「正義」について、イギリスの著名な裁判官であるデニング卿は次のように語っています。

「わたしは、正義とは何か、の問題を尋ねてみる。この問題は、わたしや諸君よりもずっと賢明な多くの人びとによって尋ねられてきたが、いまだ一人として満足すべき解答を見出だした人はいない。わたしがここで言えることは、正義とは諸君の目に見ることのできるものではないということだけである。それは、束の間のものではなく、永遠のものである。人は、いかにして正義が何であるかを知るのか。それは、人間の知性によって得られるものではなく、魂によって得られるものである。正義について、われわれのなしうるもっとも近い定義は、社会の心正しい構成員 ー心のうちに正しい魂を持つ者ー が公正だと信ずるところのものだ、ということである。」

正義と言う言葉は白黒ハッキリつけましょう。と言うような二項対立なイメージがある。まさに西洋の言葉で言うところのJusticeですね。

しかし、日本人はどちらかと言うと玉虫色の話し合いを好むような気がします。何か人間関係でトラブルが怒った際には、面と向かって言い争って白黒ハッキリつけましょう。と言うよりは…

「良い落としどころを見つけましょう。」

と言う発想が従来の日本人のコミュニケーションにおいて、色濃く出て来たのではないでしょうか。

従来の日本人の問題解決への姿勢としては、誰もが心の奥でそのとおりだと思うような何か、道理、理と言った東洋的な言葉を軸にして解決していきましょうと言うイメージの方が何となくあてはまるのではないでしょうか。

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