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MOOG MAVIS組み立てたよって話。

久しぶりに新しいシンセを買ったので思い出を残します。

MOOG MAVIS

※画像は公式から拝借。

老舗のシンセ屋さんMOOGの組み立てる系モノシンセ。
ユーロラック互換でスタンドアローン駆動もできるセミモジュラーシンセです。
詳しいことは公式ホームページを見てね。

注文と届くまでの日数とレート

・6月16日 perfectcircuitのメルマガで「予約開始やで。」ってお知らせが来て酔っ払った帰り道に勢いで予約しちゃう。以外にも(?)初注文でアカウント作った。
・6月24日 「発送したやで」のメールが来る。
・6月27日 届いたやで。

発送オプションをFedexの爆速のにしたので発送されてから到着までわずか4日でした。家までは郵便局のおじちゃんが届けてくれた。
Mavisが349USDで送料は74.98USDでした。支払い時のPaypalレートは1ドル141.2円…現実を見たくないので総額は各自計算してください。
2022.08.04追記
国内でも発売開始おめでとうございます!

開けていく。

届いたダンボール開けて第一声は「箱でかっ!」でした。

箱を開けると歓迎されました。これで私もMOOGファミリー。
いままで嫌というほどMOOG製品触ってきたけど自分で買うのは初めてですのよ。

内容物

パネルがドーン!って入っててそれをどかすと

諸々が仕切られて入ってました。
ざっくり見ていきましょう。

いきなり目について入ってて嬉しかった調整用トリマーを回す絶縁ドライバー。
これを使えば通電してトリマー回してて、手元が滑って他の部品に触れても安心。
赤いのもいいですね。

内蓋的なダンボールどけるとこんな感じ。
おしゃれですねなんか。

緑色の15cmくらいのパッチケーブル5本。
MAVISが初めて買うシンセの人でも安心してパッチングできて安心ですね。

使わないけど。

ユニバーサル仕様のACアダプターと各国の壁コンに刺すやーつ。
今どきのACアダプターなんで日本でもアメリカでもヨーロッパでも刺し口さえ変えればどこでも使えて優しいですね。

使わないけど。

基板。
基板です、基なる板です。これテストに出ます。
はんだ付け部品は全てくっついてるのでなにもビビることはない。

パッチケーブルのとこにジャックナットと基板/パネル固定用のネジとゴム足が入ってる小袋もありました。

筐体と蓋。
樹脂製ですが、パネルマウント部分は金属製のネジ受けあるのでネジ留め苦手な人でもねじ山潰す可能性は低いと思う。
めっちゃ軽くていい。
ほかは音作りオーバーレイ等の紙類とシリアルナンバーが印刷されてる底面に貼るシールでした。

組み立てで主に使うものだけ集合。

基板のお写真のコーナー

みんな見たくないですか?見たいですよね?見たいんですよ。
・表

表全体
表左側
表右側

右側の上らへんにあるのがACアダプター刺すDCジャックとユーロラック電源からの給電用10ピンヘッダー端子。10pin-16pinバスケーブルは付属しない伝統です。
欲しい人は適当なモジュラーシンセやさんに注文しましょう。
トリマーはパネル剥がさないとアクセスできないのもありました。

・裏

裏全体、鳥さんカァイイ…
裏左側
裏右側

チェックポイントがありますが、お世話になりたくはありません。

組み立て

パネルに基板固定するためのスタッドが心強い生え方してて嬉しかった。

ガバっとパネルに基板はめて裏からねじ止め。
この時点で8割の作業は完成しています。

表のミニフォンジャックを固定する六角ナットを回すためのMOOGロゴ入り樹脂製工具も付属。

使わないんですけどね。
パッチングするジャックがギュッと集合してるタイプのシンセについて
 ポジティブな意見:パッチケーブル刺しても盤面が触りやすくていいですね。
 ネガティブな意見:IN/OUTとどれがなんのジャックかよくわからん。
というのの妥協案としてIN/OUTのジャックの色変えてINは金、アウトは黒にしました。
DIYって自分で好きなようにできていいね。
MULT(マルチプル)部分は全部ジャックを金にしてますが、これはパッシブマルチプルだからどこが何でもええやろってことで金金金にしました。

基板固定、ジャック固定のほかにある数少ない組み立て要素、LFOインジケーター用LEDのライトパイプ取り付け。
力でねじ込むだけですわ。

完成と感想

ケースに止めればあっという間にMAVIS完成!
ケースへのマウントはBefacoの手で回すやつでやったので外すかわかんないけど着脱もかんたん。

こういうシンセはブロックダイアグラム眺めるのが一番わかりやすいと思うのでマニュアルからぶっこ抜き画像作りました。

MUXってなんぞや?と思ったらマルチプレクサの略でした。勉強になります。
VCFに入力される信号の切替器で、ノコギリ/パルスのクロスフェードを経たVCOかWaveFolderのどちらかがVCFにいきます。
EXT AUDIO/WAVEFOLDER INジャックにプラグを刺すとVCOからの信号が切られる仕様。
触ってて気づいたけどこれGATEアウトはないんですね。

Twitterに上げた音出した動画がこちら。

個人的な感想としては多機能なシーケンサー等の機能がなく、押したら鳴るキーボードだけなので操作に悩むことがないのでわかりやすいなと思いました。
パッチングでどうにか頑張れという設計なので内部結線のお作法だけ理解すればいいシンプルなシンセだと思います。
史上初搭載を謳っているWAVEFOLDERはケーブルを繋がなければなにも機能しないのでVCOアウトなりLFOアウトなり繋いで楽しみましょう。
音は多分MOOGなんだと思います。
ADSRはどこのステージからもリリースに入るやつなので鍵盤ボタンを押す長さでプンってなったりプーンってなったりできていいですね。
2chのミキサー(語弊あり)とアッテネーター、ノイズはないけどS&Hもついててパッチング力(ちから)が試されます。

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