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2020 Best Module

2020年がもうすぐ終わりますね。
今年もあいも変わらずモジュラーシンセの人をやっていました。
来年もモジュラーシンセの人だと思うのでよろしくお願いします。

というわけで今年手に入れたモジュールで良かったものを音が出るの系と出ない系の2部門で振り返ってみましょう。

今年手に入れたモジュールを振り返る

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今年は1Uを含め84HP3段に満たないくらい増えました。
スタンプラリーみが強いラインナップだなと改めて見ると思います。
こうして並べるとモジュラーシンセ初めました!みたいな雰囲気がうっすらあってバランスはいい気がします。
流石にモジュラーシンセ買い始めて8年目ともなると買う量減ったなって感じで気兼ねなく曝け出せます。

Make Noise Woggle Bug旧
Jinx(S&H x3)
Antumbra PATH
Sputnik Dual Oscillator
Hikari Ping Filter
Electro Smith 2164VCA
Mutable Links
Make Noise modDemix 2014
Noise Engineering Desmodus Versio
RYK Modular M-185
Mutable Ears
expert sleepers Disting mk3
Benjolin Euro
Dnipro DOT
Tiptop BD808
Mutable Kinks
Tokyo Tape Music Center TOKYO GATE
knob farm Hyro x2
endorfin P
P4L ISO-001U & I/O-001B


音が出るの部門ベスト3

音が出るの第3位

 Sputnik Dual Oscillator

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コンプレックスオシレーターへのコンプレックスを遂に払拭することができました。
音だけで言うならNoise Engineering Loquelic Itelirasで充分満足していますが、コンプレックスオシレーターというかBuchla 259のようなオシレーターをひとつくらい持っていたいと常々思っていました。
どうせ買うならSputnikのこれが1番259に近いもだろうなと思って前々から狙ってたらヤフオクに出てたので気合出して買ったモジュール。

259系はMake Noise DPOくらいしかまともに触ったことなかったけど、DPOと比べるとマイルドな印象でした。
どうせ新品ではもう買えないだろうと思ってたらClock Faceで奇跡の入荷をしています。
恐らく世界で最後の普通に買えるやつです。

音が出るの第2位

Benjolin Euro

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4年くらい前に流行っていたBenjolin。
当時はmuffで希望者に基板のみ販売してる人がいて、付き合いの長い方々がパネル作ったり情報交換して盛り上がっているのを眺めていました。
それを表面実装部品版にデザインされた基板とパネルを暑中お見舞いにいただき、遅ればせながら自分で組み立ててみたやつです。
あまり自分の好みのタイプではないような気がしながら組んでみて、実際に触ってみるとクラシカルな電子楽器感を感じとることができて自分も大人になったなと感動しました。
最近の多機能/マルチモードなデジタル系とは違う潔い設計でアナログマジックを生み出すデュアルVCO/ローパスフィルター/ランダムCVをまとめたモジュールです。
最近Benjolin v2なる物が発売されてそっちの方が気が利いてそうだなと思いました。

気合で手書きしたパネルに愛着が湧いたのもランクインの理由の1つ。


音が出るの第1位

Noise Engineering Desmodu Versio

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通称コウモリバーブことリバーブエフェクターのDesmodus Versioが文句なしに最高でした。
高ヘッドルーム、高音質エフェクトでシマーリバーブもできてなに突っ込んでも最高です。
エフェクト音のダッキングもできてライブでも大活躍しているパーフェクトなリバーブです。

忘れがちだけど自称Noise Engineerin日本伝道師として最近あまりN.E.製品買ってないなぁと思ってたところにこれが発売となり、最初は買う気なかったのに触ってみたら「あーこれは買うやつだ」となりました。
Daisy Seedを使っていてファームの入れ替えで他の機能としても使えるというのもポイント高く後発のImitor Versioを速攻で試せたりして良かったです。
パープルフェイスパネルがないのが残念だったけどツマミとか交換していい感じになったのでよし!

ランク外も振り返ろう!!

その他の音出るの系ではP4LのアイソレーターISO-001Uは帯域ごとに音量をコントロールできてしっかりドンツクした音を入れるとイケイケな感じになれて使いこなせるとカッコいいマンになれます。

Hikari Ping Filterはpinging可能なマルチモードフィルターでCV/Gateを入力すればポコポコ鳴らせていいです。突然現れるホワイトノイズはフィルターに入力してカラーノイズを作れて便利だしモジュレーションソースとしても使えるしで素晴らしい!

Tokyo Tape Music Center TOKYO GATEはBuchlaクローンのバクトロールを使用したローパスゲートでまだ使い始めたばかりですが、+5Vくらいで全開に開けてだいたいのモジュールと相性がよく使いやすい予感がします。

音が出ない部門ベスト3
音が出ない部門第3位

Antumbra PATH

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ずーーーーっとシーケンシャルスイッチは可能性感じるからいつかほしいなぁと思ってたら、この基板&パネルが発売されたので念願のスイッチを手に入れることができました。
1:4のスイッチが2系統あり、コモンI/Oには+5vが内部結線されていて順送りにGateを出す真のシンプルなシーケンサーにもなって可能性塊です。
進行方向や2系統をリンクさせて1:8にもできたりクロックで進めるだけでなくCVでアドレス指定もできて強い。

作成後に不具合を感じて設計者に連絡してみたらファームウェアで改善されました。

音が出ない部門第2位

Dnipro DOT

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ウクライナからやってきた点ポリリズムシーケンサーDOT。
3トラックのユークリッドトリガーシーケンサーでそれぞれステップ数、ヒット数、オフセットを変えられるスペース対効果が高いモジュールです。
トラック単位でミュートもできてめっちゃ便利!
リズムの入力はTR方式も可能で何かしらを外部CVで操作できたりといい感じでした。

音が出ない部門第1位

RYK Modular M-185

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堂々1位はCV/GateシーケンサーのRYK Modular M-185でした。
なんなら総合1位くらい気に入ったシーケンサーのM-185はIntellijel metropolisが元にした2009年にRoland System-100M用に作られたM185をユーロラック版としてリリースされたモジュールです。

基本は8ステップだけどステップ毎に滞在ステップ数を設定でき、さらにタイ/スラーも設定できて16分で刻むだけじゃないターンタタッターンみたいなフレーズが作れます。
8ステップを区切って4ステップ x2とかできたりMIDIの入出力もあったりと見かけよりも多機能なのもよかった。

ファームウェアのベータテスターをして無事リリースとなったV3.33に向けて共に歩んだ感もあり思い入れも高まりました。

番外編
OSC兄弟パッチケーブル

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Z_Hyperプロデュースに名の下に作られたOSC兄弟パッチケーブル
数あるサンプルケーブルの中から自分のシステムのジャック密集ポイントでもパッチング可能なしっかりしたケーブルが限定200パックで発売になりました。
プラグ部分にOSC兄弟のロゴがうっすらモールドされていて主張しすぎずこっそり可愛いケーブルに仕上がりました。

これが売り切れれば長さバリエーションも夢じゃないのでみんなバンバン買おう!

まとめてみよう。

なんだかんだと書いてみたものの、使おうが使わなかろうが欲しくて手にしたものばかりなのでみんな良かったと思う。
まだ組んでいないいただき基板が多々あるので来年はチマチマそれらを作っていきたいと思う年の瀬でした。




one more thing...

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今年の買い納め宣言してないんだなぁ。
明日のキャプテンZ_HyperのMoDular NEWS!!!をお楽しみに!!&チャンネル登録よろしくぅ!

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