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私のモジュラーケース遍歴

ユーロラック・モジュラーシンセを自分で買いはじめてから今に至るまでのZ_Hyperケース歴を振り返ってみましょう。

2010 Doepfer DIY Synth

ユーロラックなのか?と自分でも疑問に思うけど、16ピンで電源供給して木ネジでモジュールを固定(横向だがな!)できた最初の箱はDoepferの DIY Synth基板を使ったセミモジュラーシンセの余白部分でした。
Doepfer公式に作った当時に掲載してもらったページがあるのでよかったら見てね!
http://www.doepfer.de/DIY_Synth_Customer_Example_Wakamatsu.htm

DIY SynthはDark Energy II 相当の音源基板から生えてるピンヘッダーにひたすらポットとジャックを繋ぐ簡単なキットだよ!
もちろん電源はプラスマイナス12V必要だよ!

パネルはエーワンのA4シールラベルシート全体に印刷してアルミ板に貼り付けて作りました。レイアウトとかはエーワンのラベルデザインソフトで行い、当時の自分よくやったなぁと思います。
ただ赤いだけじゃ芸がないのでロディマスコンボイをイメージした配色です。
当時なんでロディマスにしたのか完全に忘れてたけど、作った年が2010年だったからという事を思い出しました。

下部に一応12HPのマウントスペースがあり、当時お誕生日プレゼントにもらったDoefperのA-160/161 Dividerを入れてしばらく使ってました。

2013 Hyper Dark Energy

DIY Synth作った3年後のモジュフェスが初めて開催された年に遂に自分でユーロラックモジュラーシンセを購入した時の最初のケース(?)
Dark Energy Iを持っていて、蓋開けて中身眺めながら「これユーロラックと同じ電源供給してるから、パラればモジュール動かせるやん!」
と思ってタカチのフロントレール42HPを買ってDark Energyを延長しました。

レールと本体に挟む板を偽造してアクリル板で背面蓋して完成でした。
最初に買ったモジュールはNoise Engineering Ataraxic Translatron でした。
その後すぐにThonkでTiring machineのフルキットを買ってDIYデビュー(?)も果たしました。

2013 Enclave 104HP Case

Hyper Dark Energyが爆誕したのが9月、その3ヶ月後に奥行き浅すぎて入らないモジュールを買ったので勢いでEnclaveケースを個人輸入して買いました。
当時は珍しかった1段で蓋つきのケース。
クソ重かったしそんなに作りも良くなくて色々と勉強になりました。
104HPだしそんなすぐに埋まらないだろうと思ってたらそうそうに埋まってた記憶があります。

スライドナットが気に食わなくて84HPバーナット複数買って、足りない分はグラインダーマンとなり切って継ぎ足したのもいい思い出。
数年後に重いし重いし重かったのでヤフオクで売ったらMasfのアイコー君が落札して、たまに対バンする時にバッチリ使ってくれてるのを見かけます。

2014 HEK x2 + 9U Rack Case

104HP 1段でのライブに限界を感じていた頃に悪友からHEK x2枠とuZeus買わない?と持ちかけられ二つ返事で買取、昔Korg MS-2000R用に安いケース屋さんに特注で作ってもらった表のみフタのあるラックケースをリサイクルして家用ケースとして少し使ってた。

後にラックケースのみ売り払い、それを元手に次のケースを買う資金にあてた。

2014 Armor 赤いケース

9Uケースを売っぱらい、Enclave程度の出来のケースを輸入するくらいならちゃんとしたケース屋さんにラックケースオーダーで作った方が外装の色も好きなの選べるしいいよね!
という考えになり8UのFRP製ラックケースを自分で図面引いてオーダーしたラックケース。

HEKを移植し1U隙間を開けてブランクと小物入れスペースを作ったので移動時はそこにケーブル類入れてケース1つ持っていけばライブできるようになってた。

後に1Uブランクに44個穴あけして分岐し放題な1:9 x4 + mini to phone x2のパッシブマルチプルを自作。
未だにこれを超える便利なマルチプルには出会えていない。
Make Noiseのアイディアをパクったやつなのは秘密。

2014 Pittsburgh Cell 48(System 10)

Pittsburghの小さいシステムでSynth Block,MIDI 2,Mixer,Outsがセットになってるやつがべらぼうに安買ったので衝動買いして迎えられた小型ケース。
サイズの割に重たく、古いタイプで+5Vの電源ないやつだったのでいつだか忘れたけど売っぱらいました。
一緒に入ってたモジュールもほとんど売り、今ではSynth Boxしか残っていません。
ネジが4-40のインチサイズでキレそうになったのも売った要因の1つ。

2016 ニャンコケース

Enclaveを売っぱらいライブの度に赤いケースを持っていくのが辛すぎて軽いケースが欲しい!と思いうっかり買い増していたHEKのZレールを使ってハンズで木を買ってカットしてもらい箱を作り、日暮里のトマトで選んだ可愛い猫柄の布を貼って完成させた84HP1段ケース。
uZeusに4HP食われるのがしゃくだったので、レール横に4HP分木で擬似レールを作ってZレール上はフルでモジュールマウントできるように作ったのがジーニアスポイント。

2017 百均ケース

USB給電で動く弱小モジュラー電源を作ったのでそれ用にいいガワがないか探してたら百均で見つけた小箱。
レールを頼んで32HPに切り出してもらって取り付けたお手軽チビケースです。
電源には逆接保護とかついてないので何度かうっかり壊しています。

2018 Mantis 紅

2段ケースで本気ライブする時に赤いケース担いで歩くのに限界を感じて中古でMantisを購入。
久しぶりのマスプロ品ケースを買い、普通じゃつまらん!と思い赤く染めQでスプレー塗装したオンリーワン仕様。

専用バッグもライブ現場で間違えて人のを持って行かない/持って行かれない用に染めQで塗った。
日光の下で見ると黒いところが赤っぽいのはご愛嬌。

2018 Intellijel 4u x42HP Case

ジャイアニズムを多少発動させつつ売ってもらう。
作ったモジュールのチェック用に買ったはずなのに気がつくとぴったり埋まりがち。
サイズの割に重くてキレそうになる。

2018 Road Rady 4U Rack Case

「いらなくなったからあげる」という事でもらったラックケースにまた知らないうちに買ってたHEK(4枠目)をマウントした厳つい1段。
ここにきてケースを増やせばいいってもんではないなとスペース的な問題に気付き始める。

2019 4ms Pods 60

軽そうでコンパクトでいいJAN !!

と買ってみたら想像以上に薄くと2枚基板のモジュールが入らないという衝撃の事実。

クローンMicro系ならだいたい入るから機能を詰め込もうとするとmutable系に偏りがちなケース。

2019 4ms pods 20

軽そうでこんp(ry
モジュラーワークショップに遊びに行ったら中古コーナーで破格だったので衝動買い。
当初はClouds系をマウントして単体でエフェクターみたいなの専用にしようと思ってたのに
ど う し て こ う な っ た ?
当たり前だけど移動が1番楽です。
なんならACアダプターの方が邪魔です。

ケースを増やせばいいってもんじゃない

気が付いたらモジュールとともにケースもそれなりに増えてきてわかったのは、ケースが増えても設置場所は増えないという事実でした。
すでにケースが飽和してて現在全てのケースを全展開できるほどの場所がもうありません。

みなさんケースの買い増しは計画的に行ってください。

#モジュラーシンセ

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