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モジュラーシンセとは。

随分前に「その辺歩いてる何も知らない人」にモジュラーシンセをどう説明するかというお題で作文したやつをふと思い出したので記念コピペ。

Q.モジュラーシンセってなんですか?

楽器です。

シンセサイザーをバラバラに刻んだものです。

シンセサイザーとはなにか?という定義は自分の中で未だに腑に落ちていないけど大雑把に言うとありえない音を作れる楽器です。

一番シンプルなありえない音の例としてずーっと鳴り続ける音が出せます。
楽器で同じ音が鳴り続ける物はシンセサイザー以外存在しないと思います。

アコースティック楽器、ギターとかベースとかピアノは弦を弾く・鍵盤を押す等の動作の後に自然に音が小さくなっていくし、除夜の鐘もゴーンって叩いた後にだんだん音が小さくなるし、管楽器は息を吹いてる間しか音は出ないでしょ?

サスティナーとかebowとか使えばギターは延々鳴る!という一休さんみたいな事言う人はビンタです。

シンセサイザーは電気でぷーとかぴーとかぽーって音を電源切るまで延々鳴り続けさせる事ができる楽器です。

音出っぱなしじゃ使いにくいからスイッチで音をオンオフするとモールス信号機になれます。

音が出る出ないさえできれば極論言えば音楽ができます。
打楽器は叩くもの一つに対して一音で、それをいっぱい並べるでしょ?
(叩きかたで音色変わるのは重々承知してますが端折ります。)

スイッチでオンオフさせる変わりにケーブルを繋いでそれをやってます。
モジュラーシンセは他の楽器、例えばギターで言うところのフレットを指で押さえる・弦を弾く・弾く強弱等の行動をケーブルで繋いだりツマミを弄って行います。

ギターのようにフレット押さえて音程決めるという原始的な方法じゃ音程を指定しにくいので鍵盤を演奏装置として使う事が多いです。

鍵盤なら打鍵する鍵盤で音程と、今弾いてるよ!っていう事を伝えやすいからシンセサイザーと呼ばれるものには鍵盤がついてる事が多いです。

一応世の中にはハイテク技術(?)を駆使してギターシンセ、いかつい笛みたいなウィンドシンセという吹くシンセも存在はします。

実際に弾く変わりに自動で演奏してくれる自分で音程を決めるオルゴールのようなシーケンサーという機械もあるし、設定した速さでオンオフを繰り返すやつもあったりとシンセサイザーは自由です。

自由故に定義づけが難しくシンセサイザーとはこれだ!という明確な表現ができません。

その自由なシンセサイザーを自由に弄れるのがモジュラーシンセです。

#モジュラーシンセ

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