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2019年6月現在のライブ用モジュラーシステム

唐突にやる気が湧いて前々からやろうと思っていたnote始めます。

普段ツイッターにモジュラーシンセについて徒然なるままに書き殴ってるのをもう少し振り返りやすい形にしたいと思っていたので、飲み会帰りにヤル気が湧き出ている瞬間にnoteをはじめます。

Z_Hyper の本気ライブシステム 2019 梅雨

ちゃんとしたライブをモジュラーシンセでやる時最近はTiptop Mantis 紅 またの名を赤ンティスでしています。

画像は2019,05,22に開催されたTHINGS TOKYOで使用したシステム。

画像じゃ見にくいのでModular Gridのスクショとリンク貼っておきますね。

パネルの色が違うのはドンマイなので気にしないでね。

基本的にライブに重たい機材持っていくのは全力で避けるようにしているので最近はMantisの104HP x2の204HPケース一発でどうにかしています。

比較的コンパクトなシステムですが、数えてみたら29モジュールもマウントしてて通りでパッチングしまくると触りにくくなる訳だと自分を客観的に見ることができました。

ライブの現場で自分のモジュール構成聞かれることがあまりないので勝手にざっくり語ります。

マスタークロック

基本的に全てのクロック信号はディバイドなりマルチプライなりして各種シーケンサーへ送っているので、あまり突拍子のないタイミングは出ないようになっています。

クロックの最上流は2HP CLKというただ矩形波が出るだけのモジュールです。

もうこいつが全てのテンポの大元を司っているので初手で意図しない速度に設定してるとライブが詰みます。

忘れがちだけどスタート/ストップもボタンで操作できるのでたまにモジュラーの動きを止められて感動します。

そこからMXMXMX Temps_UtileというOrnament_Crimeのクロック版あるいはなんちゃってパメラに送り6つにクロックを分岐しつつch毎にディバイドなりランダムなりしてます。

さらにT_Uのアウトの1つを4ms QCDに送って楽に速さを割ったり倍にしたりするコーナーとして使ってます。

T_UとQCDの使い分けは何も考えずに速さを弄りたいリズムや音程感あるSEQのクロックはQCDを、少し小難しい事をしたいクロックはT_Uって感じ。


シーケンサー群

音程感あるシーケンスをツマミで弄る系SEQモジュールはMake Noise Rene2とAntumbra Rot8、リズムシーケンスはNoise Engineering Zularic Repititorの3シーケンサー構成です。


Reneは2になって2トラック完全独立して走らせられるようになったので初代より考えて触るようになり、発売直後から使っているけどまだ色々とポテンシャルを引き出しきれていないなという感じ。


Rot8は個人的2017年ベストモジュールと豪語しており、フレーズ鳴らしたりモジュレーション用に使ったりと大変便利です。


Z.R.はリズムシーケンサーを模索してたくさん買ったり作ったりしてみたけど最終的に1番使いやすくてここに落ち着きました。

クロック突っ込むと4トラック分のリズムでGateを出力してくれて、リズムパターンは30種類ありサクッといい感じのリズムが作れます。

打ち込みセンスが絶望的にない自分にはこれ以上ない使いやすさです。
同じくN.E.のNumeric Repititorも持ってて殆ど同じような挙動なのでその辺はお好みでどうぞ。
ズラリンの方が民族系のリズムが多く入ってるらしいけど、民族感の決め手は繋ぐ音源だと思う候。

QCDからクロックを送っているので気分次第で急にテンポ半分とかに落とせしたりしてよく使います。

飽和気味なオッスシレーター(VCO)

Mutable等のオープンソース系モジュールのコンパクトクローンを殆どの種類自分で組み立てたおかげで、省スペースに詰め込めまくれるのをいい事に現在VCOが飽和気味。

Mutable Tides,Plaits,Braidsのコンパクト版とNoise EngineeringのLoquelic Iteritas,Sinc Iter,Ataraxic Translatronの系6つもVCO積んでてこんなにいらんやろ…と自分でも思ふ。


Tidesはブックラみを出したい時に使い、PlaitsはFMかRingsもどき、Braidsはたくさんモードあるのに1番シンプルなCSAWな事が多い傾向です。


N.E.のVCOはA.T.が完全にリズム隊用でスネア的な音を作るときのソースでSinc Iterはハイハット的な音を作る時のノイズとして世にも珍しいパーリンノイズジェネレーターとして 、L.I.はローパシゲートに入れてブックラみあるパーカッシブな音を作るのに使いがちです。

エンベロープ

エンベロープはまたMutableでPeaksとStagesで殆どまかないます。

PeaksはADにしてキックのピッチコントロール専用でキュンキュンさせる係、Stagesはもう刻みまくってディケイだけだったりAアタックディケイだったりまちまちです。


ざっと書いてたら疲れてきたのでその他モジュールはみんな想像してみてね!


#モジュラーシンセ

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