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逆噴射小説大賞2023参加作品のあとがき

 もう2024年で暦が変わってるんやぞ! でも「やりたいね~」って言った物事を放り出したままにしておいた分だけ、ふと思い出してやるせない気持ちになる可能性が高くなる……ので、簡易ですがやっていきましょう。すでにだいぶ記憶も思い出も薄れているので思い出せるところだけ……。

一作目 犬は死なない犬死にの歌

 逆噴射小説大賞参加しよう! さて何を書けばいいだろう、パルプの懐は深いがこれぞ娯楽小説、これぞパルプというものを書こうとしてはなにもわからなくなり毎度涙目になっている。それでも手を動かそうと物語を書き始める切っ掛けは、ちょうど職場が流行の音楽が勝手に流れる環境であり、犬の死んでいく歌が延々流れてくる怒りからでした。ウ゛オ゛ーッ!! いのちを拾ってきたなら自己都合で放り出すよりもあくまで人間のエゴを自覚しながらも最後まで面倒を見ろ!!! 人類は愚か!!!

 流石に具体的な曲名は出しませんが発表された時期から類推はされているかもしれません。曲自体はいいものだったし、歌詞内で犬を無責任に手放しているからといってそれを推奨するよりかは反発する意図をもって歌われているとは思うのだけどね、それはそれとして聞くたびに人間の愚かさでいたいけな犬が死ぬと思うとちょっと悲しくなる。

 創作は日々の生活に積み重なる怒りや不安や悲しみから生み出されるなどよく聞く話です。業務絡みのままならさであったり、何度も死にゆく架空の犬へのやるせなさによってこの作品が生まれました。パルプフィクションもままならぬ生活をどうにかやっていくための娯楽です、この話もひとつ、読者の日々の生活の慰めの足しになればなによりなんだけどな~と考えています。

二作目 青空の下で奴から離れ君に会う日は来るか?

 こっちは締切二時間ぐらい前に「せっかくだし二作目も書けるだけ書いておくか!」と言って書き始めて45分ぐらいで投稿した覚えがあります。おまえわたしはいつもそうだ、いきあたりばったりで計画性というものがない。

 一作目が犬の話だったので二作目は猫の話にしました。とんでもなく安易です。そして一作目が架空の犬の死を悼みいのちを愛する話であったので、こちらは悼まれているのかすら怪しいひたすらに死んでいく命の話になりました。パルプでノワール……を最初は目指していましたが、途中で「推進力やるきを失いこのままでは暗礁に乗り上げてしまう!! 無理矢理書き上げよう!!」 無理に書き上げてしまったせいでなにか違うジャンルになりました。「永劫回帰」というテーマを考えていたはずです。

 そういえば今とハンドルネームが変わるぐらい昔はこういうひたすら暗い話ばかり書いていたような気がします。なので乱雑なつくりだな~と自分で駄目出したくなるわりに気に入っています。どうしても気に入らなかったら一から書き直して再発表してしまえばいいとすら考えています。これはインターネット趣味の小説書きのいいところです。

未来へ……

 今年の参加作品は箸にも棒にもかからなかった(選考に全然残らなかった)のがやはりさみしい。だから次回(今年)はもっとバチッとやっていきたいぜ! という気持ちにもなりました。それ以前になにかしら発表し続ける意欲を抱き続けたいですねどんな媒体でもよいので……。

あとがき兼日記 了

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