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ぼくのいちばん好きなこと

むかしのできごと

約15年ほど前、少年ざっくはショッピングセンターにいて、
お母さんをさがす旅にでていました。
ちょうど前方10数メートル先に、ひとりの女性が。
タバコの自動販売機の前で、小銭を出そうとしています。

(あれってお母さんじゃない? 
         でもお母さんタバコ吸ってたっけな、、、)

そうおもった少年は、即座に駆け寄り、
『なにしてるのー?』と一言。
僕の声が届くと即座にお母さんが振り向いて、、、

お母さんじゃなかった、、、
人違いやん、、、

人違いが発覚、そんなとき、あなたならどうする、、、?

人違いってめっちゃ恥ずかしいですよねー
でも、そんな経験めっちゃしょっちゅうしてると思います。
さて、そんな時、あなただったらどうします?

A:とりあえず謝る
『ごめんなさい後ろ姿が母に似ていたもので、、、』

B:人違いとわかった瞬間叫んで探しているふりをする 
 (ざっく結構これよくやる。ごまかしきれてない。)
このときに使ったのはどちらでもなく、
第三の選択肢、

C:その場を取り繕う
 幸い、その時のざっくは齢にして10さい。
 周りにある何もかもが気になるお年頃でした。
 これ何? あれ何?  
 知らないおばさんでも、何してるの?と聞いたようなふりをしました。

こんなかんじでやりすごしてきた(やりすごせているかは謎)
ざっく少年。

また間違えた

そんなざっくの人違いやっちまう症候群(勝手に命名)、
改善も、ましてや完治もするはずもなくて、
そのままめっちゃ人違いを繰り返しながら生きてきました。

それから何年か経ち、
また私は、同じような状況に出くわしました。
それは、街中のことです。
駅の近くで、歩いていると、
こっちに向かってくるの友達を見つけて。

『おーい。〇〇ーー。』

でもやっぱりお約束。
近づいてくると、 あれ?知り合いじゃない??

あーまたやってしまったー(棒読み)
さて、こんなとき、あなたならどうする?

A:とりあえず謝る、
B:叫んでいたふりをする、

いいえ。
ここでも第三の選択肢。

C:友達のふりをする ←✨NEW✨
『久しぶりー。元気してた??あれ?反応薄いなぁ。どうしたの?』
『もしかして僕のこと忘れちゃった??そんな冷たいなぁー』
『ざっくだよー思い出して!!(半強制的)』

そんなことで実際いけるん?

実はこれ、意外にも優秀な方法でして、
人間の頭(脳)の中で、『知り合いを認識する』ことを司っている部分は
実はめっちゃ小さくて、その人を覚えている、覚えていないという認識は、簡単なことによって覆されてしまうんです。

『いやいやそんなことしても、その場をやり過ごす以外何もないんでしょ』
って思っているあなた。違いますよ。
実はこれ、友達を作る時にとても有効な手段なんです。

失敗をそのままで終わらせない

人違い、結構ネガティブな印象をもたれる方も多いのではないでしょうか。
ざっくがよくやってしまう人違い。
たった一回きりの人違いでも、
案外面白い出会いのきっかけになったりするもんです。

『最初はただその場を誤魔化すつもりなだけだった。』

でも、この動作が1回だけでなく、
何十回、何百回と重ねていくと、

いつのまにか本当に友達になってたりするもんです。
人類みな兄弟っていいますもんね。

失敗を、失敗だけでは終わらせない。
どうせなら、自分の未来に繋がるやり方でなんとかする。

最初の方は、めっちゃ苦手だったこの『人違い』、

いつのまにか、僕の一番大好きなことのひとつになっちゃいました。

めっちゃよき
ざっく


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