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「ビッグローブ光」から「GMOとくとくBB光」への乗り換えについて

■あらすじ
昨今の電気料金や物価の上昇で家計が一層逼迫してきていることから固定費の見直しを進めることとした。その中で 、これまで漫然と使っていた自宅の光回線(ビッグローブ光)と私と妻のモバイルSIM(ビッグローブモバイル)の契約についても見直すこととした。

■先んじて変更した妻のモバイルSIM
2023年3月、妻のスマホの電池持ちが悪化してきたことなどから、Redmi note 11 proに機種変更することとした。さらにこれまでの2台持ち運用から1台持ちにすることした。この際、「デュアルSIM対応端末であってもSIMスロットが2つあるとは限らない」ということに気づかず、単純にそれまでの2台に刺さっていた物理SIM(ビッグローブモバイル(ネット専用)及びドコモ(通話専用))を新端末に刺せばデュアルSIMとして使えるものと思っていた。しかし本機にSIMスロットは1つしかなく、デュアルSIM運用とするにはeSIMを使う必要があることがわかった。そこで、2枚のSIMのどちらかをeSIM化しなければいけないわけだが、ドコモ(通話専用)は変更手続きの煩雑さなどから物理SIMとして残しておきたく、そうすると必然的にビッグローブモバイルのSIMをeSIM化しようという結論になった。ところが、ビッグローブモバイルにはそもそもeSIMが存在しない。そこでeSIMを取り扱ってる通信事業者を探すこととし、その中で品質や値段などからIIJmioを選択した。ちなみに、これまでのビッグローブモバイルの契約は3GBで月額770円(光回線とのセット割り適用後)であり、変更後のIIJmioの契約は5GBで月額660円であるから、通信量増にも関わらず月額は下がることとなった。なお、IIJmioの物理SIM契約の場合は同プランが月額900円であり、eSIMの方が月額料金が安いことがわかる。

■eSIMの懸念点
これまで一度もeSIMを契約して使ったことが無かったのでどうやって契約、設定するのかわからなかったが、ネットで調べてみたらとても簡単にできるようだったので挑戦してみた。結果的には本当に簡単に設定できた。具体的には、IIJmioのサイトで契約を行うと契約確認のメールが届くが、その数分後には開通の連絡が届く。そこに記載されているアクティベーションコードを使って以下のサイトに記載のとおり設定を進めると特に難しいことは無く完了し通信できた。契約から利用開始まで1時間もかからなかった。
https://www.iijmio.jp/hdd/esim/flow/android.html

■プロバイダ変更の懸念点
eSIMの契約や設定はおどろくほど簡単に行えたが、プロバイダ変更にはもう一つ懸念点があった。これまでビッグローブモバイルを使っていて特に不満に思っていたのは昼間の通信速度の低下である。特に12~13時のランチタイムは通信が遅すぎてラングリッサーモバイルが動作しないほどである。このため貴重な昼休みのスマホタイムにバーガー(12~16時に獲得できるスタミナ回復アイテム)を回収できなかったりして非常に困っている。もしIIJmioに変更した結果、このような通信遅延がランチタイムやランチタイム以外にも頻発するようであればゲームやラインでの連絡に影響するので非常に困ることになる。結果、妻のモバイルSIMをIIJmioに変えてみたが特に動作遅延は感じていないようである(ただし、自分が使っているわけではないので、ランチタイムにラングリッサーモバイルがどのくらい動作できるのかは未検証)。

■光回線の見直し
本題に戻ると、自宅の光回線はビッグローブ光を使っているのだが、月額4980円×税10%=5478円かかっている。これをIIJmio光にすれば月額料金も安くなる上モバイルSIMの契約もあるので660円の値引きも適用されるとのこと。せっかく妻のモバイルSIMをIIJmioにしたのだから光回線も合わせてしまえばよりお得に使えるということ。と、ここまでなんとなしにそう考えてしまっていたのだが、ふと光回線の乗り換えについてネットで調べていたところ「IIJmio光よりもGMOとくとくBB光にすべき」という記事に出会う。GMOは以前も使ったことがあってとにかく安いというイメージはあったのだが、今回はどうなのだろうか。

■現行契約(ビッグローブ光) vs IIJmio光 vs GMOとくとくBB光
では実際の負担額を詳細に見ていく。なお、現行のビッグローブ光から事業者変更する場合は3年縛り契約期間中の解約となるため違約金が発生する。これを考慮し、さらに妻のモバイルSIM(eSIM)の契約も含めてトータルで比較してみる。各2年間使用するものとして試算。(ここでは自分のモバイルSIMについては敢えて含めない)

まず現行契約を2年継続する場合。
月額料金 5478円×24月=131472円
妻のeSIM 660円×24月=15840円
=2年間総額 147312円
=月額 6138円

次にIIJmio光。
ビッグローブ光解約違約金 11900円
事業主変更手数料 3300円
キャンペーン割引 -3300円
月額料金 5456円×24月=130944円
キャンペーン割引 -3696円×6月=-22176円
妻のeSIM 660円×24月=15840円
スマホセット割引 -660円×24月=-15840円
キャッシュバック -15000円
=2年間総額 105668円
=月額 4402円
※その他の特典:hulu3ヶ月無料(不要)

次にGMOとくとくBB光 。
ビッグローブ光解約違約金 11900円
事業主変更手数料 3300円
月額料金 4818円×24月=115632円
妻のeSIM 660円×24月=15840円
キャッシュバック -40000円
★Gpoint経由 -4500円(4500Gpoint)
=2年間総額 102172円
=月額 4257円
※その他の特典:ルータレンタル無料、解約時違約金なし

(注)
★Gpointは外部のポイントサイト。経由して契約することでポイントが獲得できるもの。IIJmioはGpointの対象外。GMOは対象で4500ポイント。
GMOでGpointを経由しない(ポイントなし)の場合、
=2年間総額 106672円
=月額 4445円

まとめると以下のとおり。
ビッグローブ 6138円
IIJmio 4402円
GMO 4257円

GMOが一番安いということになり、その差額は2年間で
IIJmio 3480円
ビッグローブ 45144円
となった。

■結論
と言うわけで、年間2万円以上も差が出る以上、一刻も早くビッグローブの沼から抜け出すのが良いことがわかった。IIJmioとの差額は年間1700円ほどしかないが、GMOのその他特典である 「ルータレンタル無料」「解約時違約金なし」は非常にありがたく、他のプロバイダでは有料でレンタルされていたり違約金が設定されていたりするのを考えると、この特典自体が実質的には数万円の価値があるとも言える。さらにこの無料でレンタルできるルーターだが、3年契約すると自身の物となり返却不要となる(何なら自前のルーターを持っている)。これらのことから、IIJmioよりもGMOの方が料金的にもサービス的にもメリットが大きいと判断できる。

■ところが?
以上の結論を基に、さっそくビッグローブに連絡し「事業者変更承諾番号」を発行してもらうことにした。
ところが?である。
ビ「あのー、今回はどちらへお乗り換えでしょうか」
私「GMOですね」
ビ「そうでしたか。ちなみに現在月額5478円となっておりますがGMOさんと比較していかがでしょうか」
私「通常の月額料金でいえばGMOの方とあまり変わらない金額ではあると思いますが、GMOはキャッシュバックがもらえるのが大きいですね」
ビ「そうですか、キャッシュバックはおいくらでしたか?」
私「40,000円ですね」
ビ「・・・少々お待ちいただけますでしょうか」
私「はい」
ビ「お待たせいたしました。今回、お乗り換えをご検討されている方限定で、来月から1年限りとはなりますが月額料金を2200円お引きする特別プランをご提案させていただいております。いかがでしょうか」
私(んー???となると、単純に計算すると
現行契約を継続する場合の月額 5478円-2200円+660円=3938円
今乗り返した場合のGMO月額 4257円
この1年に関してはこうなるわけだから、ビッグローブが一番安くなるのか・・・)

私「わかりました、ではそれでお願いします」

真の結論:
現行の契約プロバイダに乗り換えの相談をするだけしてみるのが吉

■ところで自身のモバイルSIMは...?
ここまで自宅の光回線と妻のモバイルSIMのことについて検討してきた。ここで私自身のモバイルSIMについて追加で検討する。
私のモバイルSIMも妻と同様、ビッグローブモバイルを使用している(そこから妻はIIJmioに乗り換えた)。月額770円で3GBのプランである(この金額はあくまでも「ビッグローブ光を契約している場合」)。将来、光回線をGMOに切り替えることになった場合は月額990円の3GBとなる(220円の割引がなくなる)。
一方、IIJmioのモバイルSIM(物理SIM)は5GBで月額900円である。

月額料金で見れば770円→900円となるので130円負担は増えるが、ペットボトル1本の値段で通信量が3GB→5GBと1.66倍になるのは非常に魅力的。特に私は月の通信量が2.5~4GB辺りであり、たまたま4GB使う月が続くと前月の繰り越し分を食いつぶした上に残量が枯渇しそうになりハラハラしてしまうという事情もある。これが5GBとなればだいぶ心に余裕が持てる。

さらには通信量を同一契約者内でシェアできることも大きい。妻の5GBと私の5GB、繰り越し分も含めれば二人で毎月15GB程度を利用できるとなればかなり余裕ができる。

そういう意味もあって月額130円の負担増は非常にコスパのよい買い物だと判断し、契約を切り替えることとした。ただ、ビックローブモバイルを捨ててIIJmioに切り替える場合、事務手数料とSIM代が2000円ほどかかってしまうのはちょっと痛いが。。

■将来的には・・・?
今回はビックローブ光を継続することとなったが、毎月2200円の特別割引は1年限りのこと。ゆえに来年また今回のように契約の見直しをするつもりだ。
その際、おそらくGMOを契約することになるとは思うが、キャッシュバックや割引、基礎月額などを加味して総合的に判断したいと思う。もしかしたらまたビッグローブに解約の連絡をしたときに何らかの割引を提案されるかもしれないが。。。

モバイルSIMに関しては、今回はIIJmioで物理SIMを契約したが、妻のようにeSIMにすれば同じ通信量(5GB)で月額料金が900円→660円と240円圧縮できる。解約・再契約となるため事務手数料やSIM代はかかってしまうが、240円×1年=2880円だから、まあ1年も使えば回収できてしまう金額であり、その後は差額分だけ浮いていくので早めに判断したい。もちろん、その際はeSIM対応のスマホを持っていることが前提となるわけだが。




単純に月額料金が90円安くなることに加え、通信量も2GB増える。しかも妻と私がIIJmioモバイルに揃えることにより両者間で通信量をシェアできるというメリットも発生する。
デメリットとしては、IIJmioで新規に契約するにあたって事務手数料がかかること。それにしても、







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