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Hello, オモ写 World!

最近、『オモ写』の沼に落ちました。

Wikipedia先生から引用すると、下記が『オモ写』の定義。

オモ写(オモしゃ)とは、オモチャを撮影した写真作品のことである。一般的には、記録などのために撮影される訳ではないため、芸術写真の一種と捉えることもできる。
・狭義には、アクションフィギュアなどを生きているかのように撮影した写真作品のこと。
・広義には、種類によらずオモチャが撮影されている写真のこと

つまりオモチャを撮って楽しむ行為なのですが、やってみると、これが意外に奥が深いうえに手軽で、写真撮影について学びやすいとても良い遊びだということに気付きました。

今回は、自分の撮ったオモ写を紹介しつつ、オモ写の何が素晴らしいのかについて書いていきたいと思います!

オモチャには、ストーリーがある

(「リボルテック エヴァンゲリオン 初号機」のオモ写)

写真撮影をしていると意外に困るのが「そもそもどんな写真を撮るか」という点。オモ写にはそういった悩みどころはありません。

なぜなら大抵のオモチャは、何かしらのマンガ作品・ゲーム作品・アニメ作品などの原作を持っているので、撮影演出のアイディアが非常にわきやすい。

例えばこの写真は、「夕暮れ時に、パターン青・使徒です!となり、現場へ急行するエヴァンゲリオン初号機」をイメージしています。原作でもたびたび出てくるシチュエーションですね。

原作ファンであれば、こういったシチュエーションのアイディアは無限にストックされているはずなので、あとはそれに合った素材を集めればイイ感じの写真がすぐに撮れてしまいます。めちゃくちゃ高まったシーンやめちゃくちゃジーンときたシーンを再現するなどすればよいのです。

オモチャは、小さい

(「S.H.Figuarts アントマン / アベンジャーズ・エンドゲーム」のオモ写)

オモチャには色々なサイズがありますが、基本的には、小さいです。

色々と調べてみると、オモ写界で最も市民権を得ているのは、人物なら1/12スケールのフィギュアのようです。つまり、だいたい13〜15センチぐらい。

このぐらい小さいと、撮影に関する色々なことがクイックになります。


例えば、背景。

実際のニンゲンを撮る場合は、イイ感じの場所を歩き回って探すか、雰囲気に合った撮影スタジオなどをレンタルすることになるでしょう。急に全く別の背景が欲しくなったとしても、そう簡単には変えられません。別日に別の場所で!となってしまうと思います。

オモ写の場合は、すぐに変えることができます。

これはアントマンの撮影風景。実は背景はPCディスプレイに映したただの画像です。なので、画像を変えれば背景はいくらでも変更できます。

この方法はオモ写界では一般的な方法で、Pixabayなど高品質な無料背景画像をダウンロードできるサイトも多くあるので、けっこう色んなシチュエーションをつくれます。


ライティング等の演出面も非常にクイック。

実物のニンゲンを自然光以外を使って撮る場合は、ストロボスタンドを立てて、ストロボをセッティングして、デュフューザーをつけて……といったような作業が必要で、けっこう労力的に大変です。しかもこういった撮影機材はデカくて重いので、運ぶのも大変。おまけに場所をとるので、撮影場所も限られる。

オモ写の場合は、こういった大掛かりなセッティングはいりません。なんなら、手のひらに収まるサイズの自転車用ライトを自分の手で持っておくだけでもこのぐらい(↓)の写真は撮れてしまう。

(「D-Arts エックス / ロックマンX」のオモ写)

オモチャのスケールの小ささは、ライティング等の演出を学ぶ上ではとても大きいメリットだと思います。

単にすべてのサイズ・距離が小さくなるのでとにかく取り回しやすいし、安価で演出用の機材を揃えることができるので、色々な機材・演出を試しやすくなり、撮影に関するPDCAが加速します。

レンズも寄れる明るい単焦点が1本あれば十分!

オモチャは、いつもそこにいる

(「アントマンと久保田・千寿」のオモ写)

例えば人物ポートレートを撮る場合、モデルの確保に困ること、多いんじゃないでしょうか。

撮られてくれる人を探して、予定を合わせて、とけっこう手間がかかります。手間がかかるので、撮らなくなりがち。

一方、オモチャは、いつでもそこにいます。

急にアイディアが浮かんでもすぐに撮れるし、多少無茶な要求にも応えてくれる。最高ですね。

外オモ写にもチャレンジしてみたい

けっこう外でオモ写を撮っている人もいて、自然光の中で撮るオモ写はまた一味違った良さがありそうだし、何人かでワイワイ撮るのも楽しそうだな〜と思っているので、今度チャレンジしてみたいと思ってます。梅雨も明けるし。

↓こういうの、超イイ。

以上!

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