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20031203 ユンボ

 ジャンボの語源$${^{*1}}$$を調べている時に「ジャンボjumbo」をドイツ語で読むと「ユンボ」になることに気付いた。

 ドイツ語では「j」の綴り字はヤ行で発音する。ヒットラーユーゲントHitler-Jugend$${^{*2}}$$、ユングフラウJungfrau$${^{*3}}$$、ヨハン・セバスチャン・バッハJohann Sebastian Bach$${^{*4}}$$など、皆「ヤ行」の音である。

 だから「jumbo」をドイツ語で読めば、「ユンボ」になるはずだ。ユンボと言えば建設機械のパワーショベル$${^{*5}}$$の別名である。パワーショベルの腕の動きと象が鼻で物を持つ時の動きとは良く似ている。

 「ユンボ」の由来を調べてみると、「ユンボ」と名付けられたフランス製のパワーショベルが語源$${^{*6}}$$であると解説されている。他のページ$${^{*7}}$$でも同じ様な事が書いてある。これが日本での定説$${^{*8}}$$なのだろう。

 フランス語で「ユンボ」はどうやって綴るのだろう。フランス語で「j」は英語と同じように聞こえる発音だから「yumbo」だろうか。「yumbo」を検索語句として検索$${^{*9}}$$しても、建設機械の「yumbo」はなかなか見つからない。

 「ユンボ」のローマ字綴りは本当に「yumbo」なのかと疑いはじめた時、「Mitsubishi Yumbo$${^{*10}}$$」というのを見つけた。ところが本家のページでは相変わらず片仮名で「ユンボ$${^{*11}}$$」としか書いてない。結局「ユンボ」の本当の由来には辿り着けなかった。

 念のため、家にある仏和辞典$${^{*12}}$$で「yumbo」を調べてみるが、載っていない。

「jumbo」を調べてみると、何と「台車付きの掘削機」と書いてある。一体、ユンボの綴りは「yumbo」なのか「jumbo」なのか。

*1 20031123 マンモスとジャンボ
*2 Die Hitler-Jugend (HJ)
*3 Jungfraubahnen - Top of Europe
*4 20010705 Bachの読み方
*5 E-KOMATSU Net
*6 新キャタピラー三菱株式会社 広報Q&A
*7 ケンケンキッキ Q&Aキッキにきいてみよう!
*8 Google 検索: ユンボ フランス シカム社
*9 Google 検索: yumbo
*10 inv_index.htm kenki_index.htm sak_knk_mps.htm
*11 新キャタピラー三菱株式会社 新キャタピラー三菱の歴史:1959-73
*12 三省堂 コンサイス仏和辞典 第4版

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