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20030610 カドケシ

 変わった形の消しゴムを見つけた。変わった形と言ってもこういった玩具のような消しゴム$${^{*1}}$$という訳ではない。機能を追求した結果、出来上がった形の消しゴムである。

 一辺が1cmの立方体の小さな消しゴム交互に十個組み合わせた形$${^{*2}}$$をしている。「カドケシ」という名前である。通常の直方体の消しゴム$${^{*3}}$$は角が八箇所しかないが、小さな立方体を組み合わせているので「カドケシ」は28箇所ある。

 細かい部分の修正に便利そうだが、私は「消しゴムの角」が沢山あればと思ったことは特にない。八箇所で十分であった。細かい部分を消す時は字消し板$${^{*4}}$$を使っていたので、消しゴムを削って角を出してから細かい部分を消す、という作業はしたことがない。

 そもそもそういった細かい図や文字を鉛筆で書くことはあまりなかった。

 「カドケシ」の大きさは縦20mm×横50mm×高さ20mmで、値段は150円である。同じ製造会社の通常の消しゴム$${^{*5}}$$は縦19.8mm×横54.5mm×高さ10.7mmで、値段は80円となっている。「カドケシ」の大きさは通常の消しゴムのほぼ二倍になっていて、値段もほぼ二倍である。しかし使用されている消しゴムの材料そのもの量は殆ど同じなのである。

 なんとなく調味料の瓶の蓋の穴を大きくされたり、ドーナツの穴$${^{*6}}$$を大きくされたような気がして釈然としない。

*1 新発売!★『あったか亭』 消しゴム!★
*2 消しゴム<カドケシ>スチレン系エラストマー樹脂 20x50x20mm
*3 消しゴム博物館 消しゴムラインナップ
*4 ArtBe COMIC Shopping コミック画材 通版Site 字消し板
*5 プラスチック消しゴム鉛筆用19.8x54.5x10.7
*6 20000705 スチューレオナルド

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