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20061114 小御岳と宝永山

 所用があったので新幹線で東京方面に向かった。途中、富士山が綺麗に見えたので車窓から写真$${^{*1}}$$を撮った。もくもくと煙を出している煙突が一緒に写っているのが興醒めだが、新幹線から見える実際の景色だから仕方がない。もう少し手前の富士川を渡る時に撮影した富士山$${^{*2}}$$の方がいいか。これも水道管の橋$${^{*3}}$$が一緒に写っている。どちらも人工物だが、煙突よりも橋の方がましか。

 富士山は多重構造$${^{*4}}$$になっている。昔は三重構造とされていたらしいが、最近の調査によって四重構造であることが判ってきた$${^{*5}}$$。

 その構造を示す図$${^{*6}}$$が百科辞典や学校の補助教材の理科便覧$${^{*7}}$$などに掲載されていた。富士山の中心からずれた所で山腹から少し頭を出しているのは小御岳(こみたけ)$${^{*8}}$$と呼ばれる。これが太平洋側から富士山を見た時の中腹の写真にあるような出っ張り$${^{*9}}$$で、またの名を「宝永山$${^{*10}}$$」だと思っていた。

 全然違っていた。小御岳の頂上は山梨県側$${^{*11}}$$にある。小御岳は富士山を構成する古い火山の一つだが、宝永山は一番新しい富士山の江戸時代にできた噴火口であった。この図$${^{*12}}$$を見ると全く別物であることがよく解る。

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*3 7.富士川水管橋(静岡) 橋の知識
*4 富士山の生い立ち
*5 富士山は4階建ての活火山
*6 富士山と富士五湖の自然
*7 FrontPage - 理科便覧ネットワーク
*8 ふじあざみ 第36号(2)
*9 0611140003M.jpg
*10 宝永噴火
*11 小御岳神社
*12 fujii-fig1.jpg


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