今年の夏の始め我が家の自動車のエアコン$${^{*1}}$$の冷房が全く効かなくなった。吹き出し口からは普通の風しか出てこなくなった。

　付き合いのあるディーラーにエアコンを見てもらったらエアコンの冷媒が全部抜けてしまっているらしい。全部抜けてしまうのはエアコンの配管のどこかに穴が開いている証拠だから、冷媒を入れ直しただけではまたすぐ冷房が効かなくなるという。修理は、全部の配管を代えるとなると20万円ぐらいかかるかも知れないということだった。それならば今年の夏は自動車のエアコン無しで過ごしてみるかと思い、修理をしなかった。

　窓を全開にしても、それ程風が入ってこない。進行方向に平行に窓が開いているからだ。エアコンが普及していなかった頃は外気を効率よく取り入れるために三角窓$${^{*2}}$$が付いていた。今、この三角窓が欲しくて仕方がない。自動車にはなくてもよい装備が一杯付いているが、何か一つの装備が壊れたときにそれを補う装置は安全に関係する物以外は付いていない。自動車には細々した装置は必要ない。特に日本車は値段は同じでいいからそう言うどうでもよい装置は廃止して、もっと飽きの来ない車体デザインや室内装飾デザインをやって欲しい。

　今年は残暑が厳しい。エアコンの修理をしなかったのは予想以上にきつかった。しかし慣れれば、どうしてもなくてはならないものではないことがわかった。もう自動車を手放すまで直さないかも知れない。

*1　カーエアコン・カーヒーター修理関係
*2　【今さら聞けない】クルマの三角窓って何？