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20030821 オブライエンの法則(2)

 平成13年度の日本の人口動態$${^{*1}}$$を見ていたら面白い数字を見つけた。

 平成13年度の婚姻数は79万9999件だったようだ。おそらくこの数字を実務担当者が上司に報告した時、検算のやり直しをいつもより多く命じられたに違いない。オブライエンの法則$${^{*2}}$$である。切りのいい数、同じ数字がいくつも並ぶ数というのは管理監督者だけでなく、実務者でも検算を余分に行う傾向があるだろう。

 切りのいい数、数字の並びがきれいな数というのは特に他の数に較べて余分な情報を持っているわけではないのに注目してしまう。逆に人の目を引くということはその数字がそういった作用を引き起こすという点で、情報を含んでいると考えるべきだろうか。釈然としない情報である。

*1 平成13年 人口動態統計(確定数)の概況
*2 20000501 オブライエンの法則

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