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20041030 永久ゴマ(2)

 先日買った「永久ゴマ」$${^{*1}}$$の台をよく見てみると突起が二つ$${^{*2}}$$ある。永久ゴマの台の中にコイルが入っていて、これで磁石が埋め込まれたコマを回している$${^{*3}}$$。コイルに電流を流す電池の電気がなくなればコマは止まるので「永久」というの嘘である。

 一つは中央の丸い突起。あと一つは線状になった長細い突起である。突起の高さは中央の丸い突起の方が高い。長細い突起は高さが0.3mm程度しかない。

 中央の突起はすり鉢状になっている台の中央$${^{*4}}$$にコマが居座らないようにするためである。コマが真ん中にくると内蔵された電磁コイルでコマを加速するこよができなくなる$${^{*5}}$$。そうなると回り続けることができない。

 細長い突起は何のためか。回転するコマの動きを見ていると、中央で円を描くように回っている。軸が細長い突起に当たると中央の突起の方に導かれる。円を描く一回転毎に中央に導かれるのでコマがいつもむらなく加速されることになる。

 コマはいつも勢いよく回っているのでプラスチック製の軸はどんどんすり減る。すり減っても遊べるように予備のコマがもう一つ入っている。

*1 20041026 科学玩具
*2 top_secret.html
*3 ~永久ゴマのヒミツ~
*4 1499066645244445880-03783550 - US3783550.pdf
*5 20030223 永久ゴマ

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