#16 日本の国家予算(2016/2/23)

国の予算っていろいろな名前や数字がでてきてわかりにくいですよね。そこで今日は国の予算に関するざっくり。

国の予算には一般会計と特別会計があります。ざっくりいうと特別会計は別に管理したほうがいい会計(歳入と歳出の範囲がある程度制限されています。例えば年金など)で現在14の特別会計があります。それ以外は一般会計となります。

規模としてはざっくり。。。

一般会計 ざっくり 100兆円

特別会計 ざっくり 200兆円(いわゆる純計部。会計間の重複や国債の借換などを含める総額は400兆円ほど。)

名前的には"一般"の方が大きそうですが、特別のほうがずっと大きいんですね。

一般会計の歳出で多いのは社会保障費で1/3(32兆円)国債費が1/4程度(23兆円)地方交付税交付金が15%程度(16兆円)を占めます。一般会計の歳入における税収(所得税、法人税、消費税など)が55兆円程度(うち消費税と所得税がほぼ同規模で17兆円程度、法人税が10兆円、その他税収が10兆円)。公債金(国債など)が36兆円程度。その他収入が5兆円程度となっています。

特別会計(純計部)の歳出の半分近くが国債の償還や利子支払いで92兆円年金や健康保険など社会保障費が1/3ほどの66兆円となっています。

文字が多くなってしまってすみません。。。


以下、詳細には。。。

一般会計(平成27年度)

総額 96.3兆円

歳入

・税収 55兆円

・公債発行額 36兆円

・その他 5兆円

歳出

・社会保障費 32兆円

・地方交付税交付金等 16兆円

・国債費 24兆円

・他防衛費、文教・科学振興費、公共事業費など

特別会計(平成28年予算)

総額 404兆円

純計額 202兆円(会計間のやり取りや国債借換を除いたもの)

歳出

・国債償還費等 92兆円

・社会保障給付金 66兆円(年金、健康保険など)

・地方交付金交付税等 18兆円

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